七夕飾りには、
一つ一つに意味がある。
今回は日本一と言われる、
仙台の七夕飾りの意味を、
リサーチしたよ。
豪華絢爛な仙台七夕飾りのお話さ☆-( ^-゚)v
仙台七夕飾りについて
仙台七夕の飾りには、
七つ道具と呼ばれる物がある。
これは──
1短冊、2吹き流し、3折り鶴、
4投網、5屑籠、6巾着、7紙衣。
仙台の短冊に飾られる、
これらの飾りのこと。
これから各飾りについて、
詳しく解説していくよ。
仙台七夕飾り1:短冊
短冊は七夕飾りの基本。
元々は、早朝、硯(すずり)に
カラトリの葉に溜まった夜露を集めた。
この夜露を使ってすった墨汁で、
習った詩歌や書の書き写し、
書道を行うなどして、
これらの上達を願った。
このことが由来となり、
現在では身近な願いを、
短冊に書くようになった。
仙台七夕飾り2:吹き流し(ふきながし)
吹き流しは、
仙台七夕飾りで主役とも言える存在。
織姫の織糸を象徴しており、
織糸を垂らした形をしている。
くす玉を最上部に飾り、
かなり目立つ。
織姫の織糸を象徴することから、
機織り(はたおり)の向上を願っている。
仙台七夕飾り3:折り鶴(おりづる)
折り鶴には延命長寿と、
家内安全への願いが込められている。
家族の中で最年長者となる方の、
年齢の数だけ鶴を折って飾る。
鶴の折り方を伝えることで、
教わる心、教える心の大切さを、
伝えてきた。
仙台七夕飾り4:投網(とあみ)
魚介類は、
昔から大切なタンパク源だった。
そんな魚介類を獲る投網は、
昔から特別な者として扱われてきた。
仙台七夕飾りの1つである投網は、
豊魚と海の幸への感謝を表している。
またその年の幸運を、
投網で集めるという意味もある。
仙台七夕飾り5:屑籠(くずかご)
屑籠には、
七夕飾りを作ったときに出た、
ゴミ────もとい、紙屑を入れる。
こうして、
倹約の心を伝えている飾り。
仙台七夕飾り6:巾着(きんちゃく)
巾着とは、
昔は金銭を入れて腰から下げていた物。
現代風にいうなら財布。
仙台七夕飾りの巾着は、
口をしっかりと紐で結び、
無駄遣いを戒めている。
節約と貯蓄の心を表し、
金銭的な不自由をしないことを、
願っている飾りでもある。
仙台七夕飾り7:紙衣(かみごろも)
紙衣は、
和紙で作られた子供衣装。
先に書いた折り鶴と同様に、
教える心と教わる心を、
伝えてきた飾り。
昔は子供に着せてから、
その後に飾っていた。
七夕の竹の一番上に吊るし、
裁縫の腕が上がるようにという、
願いが込められている。
仙台七夕飾り8:仙台仕掛けもの
仙台七夕飾りの、
8番目とも言える飾りが存在する。
それは、
仙台仕掛けもの。
これは、
操り人形を乗せた舞台。
吊るして、
下から糸を引いて動かす。
現在の七夕では見られなくなった。
でも博物館に行くなどすれば、
見ることはできる。
終わりに
今回は、
仙台七夕飾りの意味をまとめた。
仙台の七夕と言えば、
やっぱり七夕まつりを、
真っ先に思い浮かべる。
地元では、
たなばたさんって呼ばれているんだってさ☆-( ^-゚)v