アサリの砂抜きには効率的な方法がある。
この方法を使えば──
『ウギャァァーーく、口の中でガリって! ガリってーー∑(゚Д゚)』
──こんな事態にならないかもしれない。
今回のリサーチでまとめたのはアサリの砂抜きの方法。
口の中に広がるガリッ! を防ぐ情報さ☆-( ^-゚)v
アサリの正しい砂抜き方法
アサリの正しい砂抜きの方法を、ここではまとめていくよ。
砂抜きを行う前に、以下の道具をそろえよう。
- アサリ
- 塩水
○可能であれば海水
○塩水を作るのなら3%の濃度の物を
○アサリ1kgに対して1Lの塩水が必要 - アサリが重ならない大きさの平らな入れ物
○タライなど - 網カゴ
○洗った食器を乾燥させるときに使うザルでも良い
アサリの砂抜き方法:準備
アサリの砂抜きの方法をまとめると以下のようになる。
まずは、潮干狩りの帰りに行うことから。
- アサリを真水で洗う
○アサリが殻を閉じる
→空気に身が触れなくなる
→鮮度が保たれやすくなる
→運送中に他のアサリの殻が身に当たらなくなる
○真水は予め海水を入れる密閉容器に入れておくとよい - 海水を汲む
○密閉容器に汲む
○海の深く温度の低いキレイな水を汲む
○アサリ1kgに1Lの水が最低でも必要
もし海水を汲めないのなら塩水を作ろう。
塩水は3%の濃度を目安に作るから水1リットルに対して塩30gを、入れることになるよ。
アサリの砂抜き方法:本番
アサリの砂抜きは以下のような方法で行う。
アサリが水を吐きだすとき1mほど水が飛ぶ。
だから濡れて困る物がない場所で砂抜きは行うようにしよう。
- 網カゴにアサリを入れる
- タライに網カゴごとアサリを入れる
- 塩水(海水)を入れる
○アサリ全体を塩水に浸けない方がよく砂を吐きだす
○アサリの頭が少し水から出る程度が目安 - アサリ同士が重ならないように調整する
○アサリが重なっていると
→吐き出した砂を下のアサリが吸いこむ - 新聞紙などを被せて暗くする
○アサリは暗い場所が好き
○暗い方がアサリは盛んに砂を吐きだす - 2時間ほど経ったら網カゴを揺らす
○アサリに付着した吐き出した砂を落すため
○可能であれば、このとき塩水を入れ替えたい - 3時間ほどで砂抜きは終了
アサリの砂抜きに使う水の温度
アサリの砂抜きに使う塩水や海水は温度にも気を付けたい。
20℃前後の温度が最も砂を吐きだすよ。
15℃になると砂抜きの効率が悪くなる。
25℃になるとアサリが死んでしまうし体力を消耗して味も悪くなる。
だから温度調整が必須だけど無理矢理温度を上げるのは避けよう。
水の温度が低いときには温かい部屋に置いて温度を上げる。
水の温度が高いときには氷を2~3粒ほど入れて水の温度を下げる。
このような形で、ゆっくりと温度を調整するようにしようね。
アサリの塩抜きを行う
ここまでで砂抜きは終了。
でもあと一手間が残っている。
それは塩抜き。
特に潮干狩りでとったアサリは、塩分が多いので塩抜きを行わないと料理のときに味の調整が難しくなる。
だから塩抜きは絶対に行うようにしよう。
塩抜きは簡単で、砂抜きのあと水を全部抜いた状態で外気に触れさせたままアサリを放置するだけ。
1時間ほど放置すれば、海水をアサリが一通り吐き出し終わるので塩抜きが完了するよ。
アサリの砂抜きと塩抜きが終わったら
この後は、砂抜きと塩抜きををしたアサリを洗う。
アサリが海水を吐きだすとき1mほど飛ぶときがある。
だから近くに家電製品など濡れると困る物を置かないようにしよう。
- アサリの表面についた粘液や泥をとる
○真水で洗いながら洗う - 中身のないアサリがないか確認する
○3個~5個のアサリを手で包んで振るって音を確認する
○軽い音がした場合は中身のないアサリがある
○確認するのは手の中でアサリ同士がぶつかった音
お疲れさまでした
これで砂抜き~塩抜きまで一通り終了したことになる。
このあと料理をすることになるけど、アサリの中に塩分が残っていると塩味が強くなり過ぎる。
だから塩による味付けは、抑え気味にした方が良いかもしれない。
アサリの砂抜きをする時の注意点
ここではアサリの砂抜きをする時、どのような点に注意したいのかまとめておくよ。
- アサリの砂抜き、塩抜きのとき近くに家電は置かない
○アサリは水を1m程飛ばす
→電化製品や濡れて困る物は置かない - アサリの風味を残すには
○アサリの育った場所の海水で砂抜きをする
→すると磯やアサリの香りが残る - 砂抜きに掛る時間は条件によって違ってくる
○条件の例
→水の温度
→砂抜きに使うのが海水か水道水かなど - 気温の高い時期には注意
○気温が高いと
→水質が悪化してアサリが体力を消耗しやすい - 汚れた水では砂抜きの効率が悪い
○アサリを入れた水は砂などでドンドン汚れる
→アサリが徐々に弱まり最後には死んでしまう - 夏場には注意
○貝毒が発生する可能性がある
→アサリが食べているプランクトンに有毒な物が増えるため
○潮干狩りに行く前や後には情報を収集したい
→採取地の水産技術センターHPで確認可能 - アサリには細菌が付いていることをお忘れなく
○アサリについて菌を減らす工夫をしたい
→加熱や15℃以下の低温保存、淡水で洗うなど
○砂抜き、塩抜きの時
→アサリから吹き出る水にも細菌が住んでいる
→まな板や食器、食品に水が付かないように注意 - 手足の傷に注意
○手足の傷から細菌に感染することもある - 死んでいるアサリに注意
○死んだアサリがあると水が濁りやすい
→出来る限り砂抜きや水抜きの時には生きたアサリのみで
まとめ
今回はアサリの砂抜きの方法をまとめたよ。
アサリの砂抜きは案外時間がかかるもの。
だから待ちきれなくて急ぎたくなるけど、そこはグッとこらえて我慢。
おいしくアサリを食べるためにも、アサリの砂抜きをじっくりと行おう☆-( ^-゚)v
アサリの砂抜き関連の記事
アサリの砂抜きに使う水の理想は、アサリの住んでいた場所の水。
水道水と食塩を使った塩水と比較して、住んでいた場所の海水を使った場合の方が、砂を吐きだす効率が良い。
アサリの保存方法関連の記事
アサリを冷凍や冷蔵で保存する場合にも注意が必要。
保存方法を間違えると、美味しくなるなるから気を付けたい。
アサリの砂抜きを早く行う方法
アサリの砂抜きを早く行う方法がいくつか存在している。
その中でも強力な方法に、エアーポンプを使った砂抜きがある。