アサリの砂抜きで忘れてはいけない物がある。
それは──水。
どんな水を使うかによって砂抜きの効率が全く違ってくる。
今回は、そんなアサリの砂抜きに使う水についてお伝えする。
砂抜き前に知っておきたい水の情報さ☆-( ^-゚)v
アサリの砂抜きには海水が1番
アサリの砂抜きに使う水は、アサリが住んでいた所の海水が最も良い。
家庭で3%濃度の塩水を作って砂抜きを行うことも出来る。
だけど、砂を完全に抜くのには海水を使った場合よりも時間がかかる。
一方で海水を使っての砂抜きなら砂を効率的に抜けるよ。
潮干狩りのあとで海水を持ち帰るときの注意点
アサリを潮干狩りでとったあと、海水を持ち帰る。
このときアサリは、水に浸けず外気にさらした状態で家まで持ち帰ろう。
なぜならアサリを水に入れたまま運ぶと、アサリが傷んでしまうから。
だから自宅までアサリは水に浸けずに運んで、家に着いてから砂抜きをするのがベスト。
水に浸けたまま運ぶとアサリが痛む理由
海水にアサリを浸けたまま運んではいけない。
なぜんらアサリが痛むから。
具体的には以下の要因でアサリが傷つくことになる。
- 水温の上昇
○アサリは水温の上昇に弱い - 殻が身の部分に当たり傷つく
- 酸素不足になりやすい
潮干狩りの場所からアサリを持ち帰るのなら
潮干狩りの帰りにアサリを持ち帰るのなら、帰りにアサリを真水で洗う事にしよう。
アサリを真水の中に入れておくと死んでしまう。
でも真水で洗う程度なら死ぬことはない。
アサリを真水で洗うと?
真水で洗う事で、アサリの表面に付いた細菌が洗い流される。
それに真水を嫌がったアサリが口を固く閉じるので、アサリが持ち帰りの際に受ける外気の影響を大幅に減らせるよ。
さらにアサリの活動が鈍くなって無駄な動きをしなくなるので、移送しても体力が消耗しなくなる。
この結果、真水で洗う事でアサリは新鮮さが保たれることになる。
潮干狩りのあとで持ち帰る海水について
先に書いたように、アサリの砂抜きには育った場所の海水が良い。
ここでは潮干狩りをしたあと、持ち帰る海水についてお伝えする。
海水のとる場所について
潮干狩りのあとで持ち帰る海水は、濁りのないキレイな物を持ち帰る。
なるべく、深い所にある水温の低い海水を汲んで帰るようにしよう。
海水の量について
10L~18Lを密閉ポリ容器で自宅まで運ぶことになるよ。
アサリ1kgに対して1Lの海水が必要だから、この点に注意して海水を用意しよう。
アサリの住む浜辺の海水の質
アサリが住む海水は、汽水(きすい)と呼ばれる。
海水に淡水が混ざった海水で、陸と海の栄養が程良く混ざっている。
この海水で砂抜きを行うと、水道水で作った塩水を使った場合と比べて短時間で砂抜きが完了するよ。
自宅で作る塩水について
アサリの砂抜きには、塩水が必要。
本来であればアサリが住む海水がベストだけど、海水を持ち帰れない時もある。
そのような時には、塩水を作る。
砂抜き用の円錐を作る方法
塩水は、水1Lに食塩を30g加えて作ったような3%の濃度の物を用意しよう。
この時使う水道水は、カルキを抜く必要がある。
カルキは1~2時間ほど水道水をタライに入れるなどして放っておけば抜ける。
理想としては、1晩置いてカルキを抜きたい。
だから潮干狩りに出かける前日に、カルキを抜くために水を放置しておく方が良いかもしれない。
砂抜きへのアルカリイオン水の使用について
高級なイメージのあるアルカリイオン水。
使えば、さぞアサリが美味しく……と考えてしまうかもしれない。
でも実際に砂抜きに使ってみると、全く砂が抜けずにくろうをすることになる。
だからアサリの砂抜きには、普通の水道水を使おう。
まとめ
潮干狩りのあとには、アサリの砂抜きが待っている。
理想としては、潮干狩りの帰りに海水を汲んで持ち帰りたいところ。
でも重さの問題もあり、海水を持ち帰れない時もある。
そんな時には水道水を使って塩水を作るけど砂抜きの効率が悪い。
だから基本は海水を使うと覚えておこうね☆-( ^-゚)v
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