アルミホイルが持つ特徴のいくつかは、食品の冷凍保存に向いている。

 

このため冷凍保存の裏ワザとしてアルミホイルを使うという方も多い。

 

でも冷凍後に、アルミホイルと食材がくっついてしまうというトラブルが生じることも。

 

今回は、そんなアルミホイルと食材がくっつくのを防ぐための方法についてお伝えする記事。

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冷凍後にアルミホイルとくっつくのを防ぐ方法

食品を冷凍したあとでアルミホイルとくっつくのを防ぐ方法はいくつかある。

 

その中でも以下の3つは特に行いやすい方法となる。

 

冷凍後にアルミホイルとくっつくのを防ぐ方法
  • ラップで食材を包んでからアルミホイル
  • アルミホイルを軽くクシャクシャにしてから使う
  • 食材と接する面に食用油やバターを薄く塗る

 

アルミホイルの裏表

アルミホイルには、銀色に光っている光沢面と曇った感じの艶消し面とがある。

 

これらの面は製造過程で出来る。

 

具体的には、ローラーを使って2枚に重ねたアルミ箔を引き延ばす際にローラーに接した面が光沢面となる。

 

ちなみに製造過程で自然と違いができるだけなので、メーカーの多くはアルミホイルの表と裏を定義していない。

 

各面の使い分け

アルミホイルは、艶のある面のほうが食材とくっつきにくい。

 

これは艶の無い面は凹凸が少しあるので、料理と接触する面が多くなる傾向にあるため。

 

また艶のある面のほうが熱の反射率が高いので、ボイル焼のような熱を中に閉じ込める料理にも艶のある面を食材と接するように使った方がいい。

 

一方、熱伝導率はどちらの面も変わらない。

 

サランラップとアルミホイルの使い分け

食材の保存でアルミホイルとともに役立つサランラップ。

 

アルミホイルとサランラップを使い分けることができると、さらに食品の保存を上手に行えるようになる。

 

だからアルミホイルとサランラップの特徴を把握しておくことは、食品を上手に保存するのにとても役に立つといえる。

 

それぞれの特徴
  • アルミホイルの特徴
     ○冷却効果を高める
      →冷凍時に美味しさを失う割合が減る
     ○臭いが逃げるのを防げる
  • サランラップの特徴
     ○酸化を防げる
     ○保湿効果
     ○臭い移りを防げる

 

アルミホイルの少し具体的な使い方

アルミホイルの特徴を活かす場合、以下のような使い方がある。

 

使い方
  • 焼くのに使う
     ○鉄の3倍の熱伝導力がある
  • 冷凍するときに使う
     ○早く食材の熱を奪える
  • 香りを長時間キープする
     ○香りの使い食材の保存に
      →ゆずやしょうが、にんにく
     ○薄切りにしてアルミホイルに包み保存袋に
  • アクとりに使う
     ○丸めたアルミホイルを鍋の中に入れる

 

サランラップの少し具体的な使い方

サランラップの特徴を活かす場合、以下のような使い方がある。

 

使い方
  • 臭い移りを防ぐ
     ○肉や魚をサランラップで包みなおす
      →家庭で使うクレラップなどが効果的
  • イモ類を蒸すのに使う
     ○サツマイモやジャガイモ等のイモ類を蒸すとき
      →サランラップが蒸気を閉じ込めて蒸せる
     ○まずキッチンペーパーを湿らせて包む
      →次にレンジで包む
      →最後に電子レンジで加熱する
  • 脂を落とす
     ○角煮など作ると出る白いラードをとる
     ○白いラードの上にラップをかぶせる
      →ラップに油がくっつく

 

アルミホイルとサランラップの組み合わせた使い方

ご飯を冷凍するときなど、食材がアルミホイルに直接触れた状態だとくっついてしまうことがある。

 

すると電子レンジで温める場合などに、アルミホイルと一緒に温めることになると火花が散ったりするので都合が悪い。

 

だからこのような場合、最初にサランラップで包んで周囲をアルミホイルで包むという形にするといい。

 

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