南高梅とは、
高級な梅として有名。
ところで、
南高梅という名前には、
どのような由来があるのか?
今回は、
南高梅が持つ名前の由来について、
リサーチしてみたよ。
ぜひ知っておきたい!高級梅に関するお話さ☆-( ^-゚)v
南高梅の歴史
南高梅は、
もともとは高田梅という名前だった。
これは、
高田貞楠さんという方は、
見つけたから。
では高田梅から南高梅に、
名前が変わるまでの歴史を見てみよう。
- 明治35年
○高田貞楠(たかださだぐす)さんが発見する - 昭和6年
○小山貞一(こやまていいち)さんが高田梅の穂木を譲り受ける
○穂木は60本
※穂木とは 挿し木・接ぎ木に使う枝 - 昭和25年
○梅優良母樹選定委員会が発足する - 昭和29年
○審査が終了した
○ここで高田梅が最優良品種に選ばれる
○これを機会に南高梅に名を改める - 昭和40年
○農林省に南高梅の名称を登録
もう少し南高梅の歴史を詳しく
南高梅という名前の由来について、
大まかな流れをお伝えした。
次はもう少し詳しく、
高田梅から南高梅という名前になるまでの、
流れについて見てみよう。
明治35年:発見
高田貞楠さんにより、
明治35年に発見される。
高田貞楠さんは、
所有する桑畑を梅畑にしようとした。
このため、
近所に住む勇惣佐七(ゆそうさひち)さんから、
内中梅の実生苗60本を購入する。
※実生苗(みしょうなえ)とは、
種子を蒔いてそのまま育成した苗木。
後の南高梅を発見
購入した梅の苗木を育てていると、
他とは違う梅の木を発見する。
実が大きく、
ほのかに紅がさしている梅の木が、
一本だけあった。
この梅の木が高田梅の原木で、
母樹として育てて増やしていった。
昭和6年:高田梅の穂木を譲る
小山貞一さんが、
高田梅の穂木60本を譲り受ける。
※穂木とは、
接木(つぎき)用に母樹から切り取った枝
譲り受けた高田梅の穂木を、
増やしていった。
昭和25年:委員会発足
小山貞一さんも委員を務める、
梅優良母樹選定委員会が発足する。
委員会は、
この地域の気候や風土に合って、
育てやすく質も良い梅を選ぼうという物。
そして、
選んだ梅を優良品種として統一する事で、
市場を安定させようという意図があった。
選考について
委員会では、
和歌山県南部川村(現みなべ町)の、
37品種を対象に審査が行われた。
委員長は、
南部高校園芸科の主任教師である、
竹中勝太郎先生。
昭和29年:高田梅が最優良品種に
竹中勝太郎先生が
生徒共に行った調査は、
5年間にもわたった。
結果、
高田梅が最優良品種になった。
南高梅という名前の由来とは?
めでたく、
最優良品種となった高田梅。
この結果を機会に、
名前を変えることになる。
名前の由来については、
2種類存在していて──。
- 南部高等学校が由来という説
○南(南部)+高(高等学校)=南高梅 - 南部高等学校と高田梅が混ざったという説
○南(南部高等学校)+高(高田梅)=南高梅
他にもある選抜された梅
梅優良母樹選定委員会で、
最優良品種となった高田梅。
この委員会では、
選抜された梅が南高梅を含めて7種類ある。
南高梅以外の、
6種類はというと──。
- 白玉
○読み方:しらたまうめ
○名前の由来:果実が円形な上に緑白色だから
○特徴
遅霜の被害に強い
安定した結実をする
中山間地向け - 養青
○読み方:ようせいうめ
○名前の由来:養老系の青梅用品種だから
○特徴
果実は熟しても青いまま
栽培管理の難しい
通気性や保水力が高く肥沃な土地でしか育たない - 古城
○読み方:ごじろ
○名前の由来:熟期の早い果実が緑色のため
○特徴
集約管理をすることで結実量を増やせる
耐病性が高い - 改良内田
○読み方:かいりょううちだ
○特徴
樹勢が少し強くて豊産性
結実が不安定
熟期が早い
生理落下が多い - 地蔵
○読み方:じぞううめ
○名前の由来:畑がお地蔵さんのそばにあった
○特徴
深根性
乾燥に強い
結実性が高い - 薬師
○読み方:やくしうめ
○名前の由来:松嵜氏の屋号をとったから
○特徴
樹勢が強い
豊産性に優れている
熟期が遅い
終わりに
今回は高級梅である、
南高梅の名前の由来について、
リサーチをしてみた。
南高梅というのは、
高級な梅として有名。
楽天を見てみると、
梅干し1個で200円前後。
訳あり商品だと、
500gで500円ほど。
これに送料も付くから、
もうちょっと高くなる。
楽天で探すのなら、
”南高梅 訳あり”と入力しよう。
少し量は減るけど、
500円で送料無料というのもあった。
楽天で探すのなら、
”南高梅 訳あり 送料無料”と入力しよう。
と、いう感じで南高梅の売り込みをした所で、
今回の記事は終了さ☆-( ^-゚)v