バーベキューは、焼きながら食べるのが楽しいイベント。
このバーベキューに冷たい飲み物があると、より一層楽しめる。
冷たい飲み物を用意するのなら、適切な量の氷が必要があった方がいい。
この記事では、バーベキューにおける氷の必要な量を計算する方法、節約術、そして氷を長持ちさせるコツをご紹介します。
炎天下の救世主!氷が担う2つの重要役割
青空の下、仲間と囲んで食べるバーベキュー。
想像するだけでワクワクする人も多いかもしれない!
でも、暑い季節のバーベキューでは、食材の傷みやぬるくなった飲み物など、思わぬトラブルも発生しがち。
そんな時に欠かせないのが、まさに氷という存在。
冷え冷えドリンクで、暑さを吹き飛ばす
炎天下で行うバーベキューでは、キンキンに冷えた飲み物がまさに至福のひとときとなる。
氷が溶け出すことで、ぬるくなった飲み物も再び冷たくなり、最後まで美味しく楽しむことができる。
炭酸飲料はもちろん、水やお茶も氷を入れることで、ぐっと美味しく感じられるはず。
食材の鮮度を守り、安全なバーベキューを実現
バーベキューでは、肉類や魚介類など傷みやすい食材を扱うことも多い。
氷は食材の温度を下げ、腐敗を抑制することで、鮮度を保ち、安全に楽しむことができる。
特に、夏場は食中毒のリスクも高くなりますので、適切な量の氷を用意することは、安全なバーベキュー開催の必須条件と言えるかもしれない。
氷の量を左右する5つの要素
適切な氷の量を見積もるためには、以下の5つの要素を考慮する必要がある。
参加人数:人数が増えれば、氷も増える
参加人数が多ければ多いほど、必要な氷の量も増える。
目安としては、1人あたり2~3kg程度を準備しておくと良い。
大人数でバーベキューを行う場合は、事前に人数を把握しておき、それに応じた量の氷を用意しよう。
時間帯:日中は多めに、夕方は控えめに
日中の暑い時間帯よりも、夕方の涼しい時間帯の方が氷は長持ちする。
日中から夕方までバーベキューを行う場合は、多めに氷を用意しておこう。
逆に、夕方から夜にかけての短い時間帯であれば、必要な氷の量は減る。
気温:暑い日は、氷も溶けやすい
気温が高いほど、氷は溶けやすくなる。
夏場の暑い日には、通常の量の2倍程度の氷を用意することをおすすめする。
気温変化の激しい山間部などでのバーベキューでは、特に注意が必要となってくる。
クーラーボックスの性能:性能が高いほど、氷は長持ち
保冷性能の高いクーラーボックスであれば、少ない氷でも済む。
逆に、保冷性能の低いクーラーボックスの場合は、多めに氷を用意する必要がある。
クーラーボックスを選ぶ際には、保冷性能を確認しておこう。
食材の種類:傷みやすい食材には、多めの氷を
肉類や魚介類など、傷みやすい食材が多い場合は、より多くの氷が必要となってくる。
野菜や果物など、比較的日持ちする食材の場合は、氷の量を減らすことが可能。
食材の種類によって必要な氷の量を調整するようにしよう。
正しい氷の量をリスト化してみた
上記で紹介した要素を考慮し、それぞれの状況に合った適切な氷の量を見積もるようにしよう。
氷が足りないと食材が傷んだり、飲み物がぬるくなったりして、せっかくのバーベキューが台無しになってしまう可能性がある。
以下に、氷量の目安に関する簡単なリストを用意した。
(もう少し詳しい氷量の情報は、後でお伝えする)
※以下のリストは、参加人数1~3人、時間帯は午前~午後にかけて、冷やす食材は一般的な物という条件。
気温 | クーラーボックス性能 | 氷量目安 |
25℃以下 | 保冷性能高 | 5~10kg |
25℃以上 | 保冷性能高 | 10~15kg |
25℃以下 | 保冷性能中 | 10~15kg |
25℃以上 | 保冷性能中 | 15~20kg |
25℃以下 | 保冷性能低 | 15~20kg |
25℃以上 | 保冷性能低 | 20~25kg |
その他の氷節約テクニック
氷には節約する方法がある。
この節約方法を活用すると、バーベキューの会場で氷が足りない!という事が無くなる。
また、場合によっては、持っていく氷の量を減らすことも出来るかもしれない。
氷の詰め方
氷は隙間なく詰めることで、冷気を逃しにくくなる。
大きめの氷を下に入れ、その周りに小さな氷を詰めるようにしよう。
こうすることで、氷が溶けにくくなり、長持ちさせることができる。
クーラーボックスの置き場所
直射日光を避け、風通しの良い場所にクーラーボックスを置こう。
直射日光が当たると、クーラーボックス内部の温度が上がり、氷が溶けやすくなってしまう。
また、風通しの悪い場所では、熱がこもりやすくなるので、風通しにも注意をしよう。
保冷剤の併用
氷と合わせて保冷剤を使うことで、より長持ちさせることができる。
保冷剤は、事前に冷凍庫でしっかり冷やしておこう。
氷と保冷剤を組み合わせることで、クーラーボックス内の温度をより低く保つことができる。
食材の事前冷蔵
食材を事前に冷蔵庫で冷らしておくことで、氷の量を節約することができる。
特に、肉類や魚介類など傷みやすい食材は、事前に冷やしておくと傷みにくくなるので、ぜひ実行して欲しい。
こうすることで、食材が冷えているためバーベキュー当日に氷が溶ける速度を遅くすることができる。
氷の代わりに使えるもの
どうしても氷が足りない場合は、ドライアイスやペットボトルの水などを代用することができる。
ドライアイスは、氷よりも冷え冷え効果が長続きするけど、取り扱いには注意が必要となる。
またペットボトルの水は、凍らせて使うことで、簡易的な氷として利用することができる。
凍らせるペットボトルは、スーパーやデパートなどで凍らせて売られている飲み物の物を使うと良い。
なぜなら凍らせて売られているペットボトルは、普通の温度で売られているペットボトルよりも厚く造られているので、割れにくい傾向にあるから。
ペットボトルではなく、冷凍食材を持っていくという手もある。
冷凍食材をクーラーボックスに入れて持っていき、中の食材はバーベキューで使ってしまえば、帰りの荷物がかなり減る。
バーベキューの氷量:必要人数別徹底ガイド
バーベキューを計画する際、氷は飲み物を冷やし、食材を新鮮に保つために不可欠となる。
しかし、どれだけの氷を用意すれば良いのだろう?
ここでは、参加人数別に必要な氷の量を詳しく解説させていただく。
必要な氷の量は条件によって大きく変わってくるけど、人数に合わせて氷量を選ぶのは、もっとも分かりやすいかもしれない。
1人~3人
小規模なバーベキューでは、比較的少ない量の氷で十分。
1人から3人のグループでは、約5キロの氷を用意することをお勧めする。
これは、各人が数時間の間に数本の飲み物を冷やすのに適した量。
4人~6人
中規模のグループでは、氷の量を増やす必要がある。
4人から6人のグループでは、約10キロの氷が適切とされている。
これにより、全員の飲み物を一日中冷たく保つことができる。
7人~10人
大規模なバーベキューでは、さらに多くの氷が必要になる。
7人から10人のグループでは、約15キロの氷を準備することが推奨されることが多い。
これは、飲み物だけでなく、食材を冷やすためにも使用される。
気温別氷量の目安
暑い夏の日には、氷が溶ける速度が速くなる。
このため通常よりも多めに氷を用意することが重要。
だから気温が高い日は、上記の推奨量に20%〜30%を加えると良い。
参加人数が多い場合の対策
参加人数が多い場合、氷の準備と管理は一人では大変すぎる。
そのため、複数人で協力して氷を用意し、クーラーボックスを複数用意することで、氷を効率的に使用することができる。
バーベキューの氷量:人数別を更に詳しく
ここでは、先程の人数ごとの氷量について、更に詳しくお伝えさせて頂く。
気温、クーラーボックスの性能などから、いくつのパターンをお伝えする。
でも細かく考えすぎると、頭が混乱したり負担になったりするので、慎重になり過ぎない方が良いことは付け加えさせて頂こうと思う。
1人~3人
- 時間帯: 午前~午後
- 気温: 25℃以下
- クーラーボックス性能: 保冷性能高
- 氷量目安: 5~10kg
1人~3人の場合は、比較的少なめの氷で済む。
しかし、日中の暑い時間帯や、気温が高い場合は、多めに氷を用意しておくと安心。
気温が高い場合
- 時間帯: 午前~午後
- 気温: 25℃以上
- クーラーボックス性能: 保冷性能高
- 氷量目安: 10~15kg
気温が高い場合は、氷が溶けやすくなる。
そのため、通常の量よりも多い氷を用意することをおすすめする。
保冷性能中程度のクーラーボックス
- 時間帯: 午前~午後
- 気温: 25℃以下
- クーラーボックス性能: 保冷性能中
- 氷量目安: 10~15kg
保冷性能中程度のクーラーボックスを使用する場合は、氷の量を少し多めに用意しておこう。
気温が高く、保冷性能も中程度のクーラーボックス
- 時間帯: 午前~午後
- 気温: 25℃以上
- クーラーボックス性能: 保冷性能中
- 氷量目安: 15~20kg
気温が高く、保冷性能も中程度のクーラーボックスを使用する場合は、さらに氷の量を増やす必要がある。
保冷性能が低いクーラーボックス
- 時間帯: 午前~午後
- 気温: 25℃以下
- クーラーボックス性能: 保冷性能低
- 氷量目安: 15~20kg
保冷性能が低いクーラーボックスを使用する場合は、氷の量を多めに用意する必要がある。
気温が高く、保冷性能も低いクーラーボックス
- 時間帯: 午前~午後
- 気温: 25℃以上
- クーラーボックス性能: 保冷性能低
- 氷量目安: 20~25kg
気温が高く、保冷性能も低いクーラーボックスを使用する場合は、大量の氷を用意する必要がある。
4人~6人
4人~6人の場合は、1人~3人よりも氷の量が必要になる。
目安としては、以下の通り。
基本
- 時間帯: 午前~午後
- 気温: 25℃以下
- クーラーボックス性能: 保冷性能高
- 氷量目安: 15~20kg
- 時間帯: 午前~午後
気温が高い場合
- 気温: 25℃以上
- クーラーボックス性能: 保冷性能高
- 氷量目安: 20~30kg
- 時間帯: 午前~午後
保冷性能中程度のクーラーボックス
- 気温: 25℃以下
- クーラーボックス性能: 保冷性能中
- 氷量目安: 20~30kg
- 時間帯: 午前~午後
気温が高く、保冷性能も中程度のクーラーボックス
- 気温: 25℃以上
- クーラーボックス性能: 保冷性能中
- 氷量目安: 30~40kg
- 時間帯: 午前~午後
保冷性能が低いクーラーボックス
- 気温: 25℃以下
- クーラーボックス性能: 保冷性能低
- 氷量目安: 30~40kg
- 時間帯: 午前~午後
気温が高く、保冷性能も低いクーラーボックス
- 気温: 25℃以上
- クーラーボックス性能: 保冷性能低
- 氷量目安: 40~50kg
- 時間帯: 午前~午後
7人~10人
- 時間帯: 午前~午後
- 気温: 25℃以上
- クーラーボックス性能: 保冷性能中
- 氷量目安: 60~70kg
保冷性能が低いクーラーボックス
- 時間帯: 午前~午後
- 気温: 25℃以下
- クーラーボックス性能: 保冷性能低
- 氷量目安: 60~70kg
気温が高く、保冷性能も低いクーラーボックス
- 時間帯: 午前~午後
- 気温: 25℃以上
- クーラーボックス性能: 保冷性能低
- 氷量目安: 70~80kg
バーベキュー 氷 長持ちの魔法!溶けにくい氷の作り方
自宅で簡単にできる氷の長持ち方法には、ダブルジップロックを使用する、塩水で洗う、濡らした新聞紙で包むなどがある。
市販の業務用氷も長持ちする秘密があり、その選び方についても触れていこうと思う。
→順次公開
バーベキュー 氷 購入場所徹底比較!お得に購入できる場所は?
氷はスーパーやコンビニで手軽に購入できるけど、価格と量を比較することも大切。
また、ホームセンターや氷配達を利用することで、業務用サイズの氷をお得に購入することが可能となる。
→順次公開
バーベキュー氷の豆知識!裏技やレシピも紹介
バーベキューでの氷の管理は、楽しい時間を過ごすためだけでなく安全面においても非常に重要。
この記事を参考に、適切な量の氷を用意し、節約術や長持ちさせる方法を活用して、快適なバーベキューをお楽しもう。