バーベキューは、人間だけの物ではない!
ペットを連れて楽しむ方も増えている。
このペットを連れてのバーベキューは、楽しいけどトラブルが起こったときの対処で困ってしまうことも。
その原因の多くは、ペットを連れたベーベキューを人間同士で行う場合と同様に考えてしまうことであることも。
この注意点はペットによって違うもあるため、今回は犬の場合を中心にお伝えしようと思う。
ペットとバーベキューをする魅力
ペットとバーベキューを楽しむ場合、人間だけで行う場合とは違う種類の時間を味わえるのは言うまでもない。
でも、ペットを連れている場合、他の方とのコミュニケーションを行うキカッケになることも。
例えば、ペットとの参加が前提のバーベキュー場のばあい、他にもペットを連れてきた方と、あなたのペットをキッカケとして会話を楽しめることもある。
ペットとバーベキューをする場合の注意点
ペットとバーベキューを行う場合、色々な注意をしたい点が存在する。
その注意点は数多く存在するけど、最低でも以下の点には注意をしよう。
- 食品の安全性
ペットにとって有害な食品や食材があるため、食べ物を共有する際には注意が必要。例えばチョコレートは、犬にとって有毒な食品となる。他のペットの場合も、避けなければいけない食べ物があるので、予め調べておこう。 - ペットの行動
異なる環境や多くの人々が集まる場所では、ペットが予期せぬ行動をとる可能性がある。リードやハーネスを使用して、ペットを適切に管理することが重要。 - 周囲の人々との相互作用
すべての人が動物好きとは限らないため、ペットを他のゲストに紹介する際には、その人の快適さを考慮する必要がある。
雨の日のバーベキュー
トラブルとして多いのが突然の雨。
ペットを連れていく場合、以下の点に気を付けるようにしたい。
- 防水対策
雨具や防水マットを用意し、ペットが濡れないようにしよう。 - 早めに乾かす
ペットが濡れたら、早めにタオルで拭くなどして乾かそう。ペットは体力があるように見えて、意外と体調を崩しやすい場合も多い。 - 安全な遊び場の確保
滑りやすい地面や水たまりからペットを遠ざけ、安全な遊び場を確保しよう。
ペットの大きさに注意
ペットは、体の大きさによって体質が変わることも多い。
だから体の大きさに合わせて、雨の日などの対策を変える必要がある場合も。
例えば犬の場合は、以下のような違いがある。
- 小型犬
小型犬は寒さに弱いことが多いため、保温対策をしっかりと行う必要がある。 - 大型犬
大型犬は活動的であることが多いので、十分な運動スペースを確保し、他のゲストやペットとのトラブルを避けるためにも、適切なリードの長さを保持する。
子供とペットの安全
バーベキュー場には、子供を連れた家族が来ている場合も多い。
子供は、大人が予期せぬ行動をすることがあるので、アナタが連れてきたペットに他のご家族の子供が近付かないか注意をする必要がある。
初心者向けペットバーベキューの心構え
ここでは、ペットとバーベキューをするのに慣れていない方向けに、ペットとバーベキューをする場合の心構えをお伝えさせて頂く。
ペットとバーベキューをする場合は、以下の点を考えるようにしよう。
ペットのニーズを理解する
ペットにとって快適な環境を提供することは、バーベキューを成功させる鍵。
ペットの種類や性格に応じて、必要な水分、食事、休息の場所を確保しよう。
安全を最優先に
ペットが安全に過ごせるよう、火や熱源から離れた場所を確保し、常に監視下にあることを確認する必要がある。
また、他のペットや人との予期せぬ接触を避けるために、リードやハーネスの使用を検討することも大切になる。
環境への慣れさせ方
慣れない環境にペットを慣らすためには、事前に短時間でいいので外出を試みることを何度か行っておきたい。
この外出の際、犬のように散歩が日常的なペットの場合、今までペットと行った事の無い場所を選び、ペットの反応を確認しておこう。
その反応次第では、ペットとのバーベキューを諦めるという選択肢が必要となることもある。
ストレスを最小限に
ペットがストレスを感じないように、お気に入りのおもちゃや毛布を持参することをおすすめする。
また、ペットが落ち着けるプライベートなスペースを作ることも重要。
トラブルへの備え
万が一のトラブルに備えて、ペットの応急処置キットや獣医の連絡先を準備しておくことが大切。
また、ペット保険に加入している場合は、保険証を持参することも忘れてはいけない。
場所:ペットバーベキューにおすすめの場所
ペットとバーベキューを行う場合、とうぜんペットを連れて入ることのできる場所以外で行ってはいけない。
このため、人間だけでバーベキューを行う場合とが違う、場所選びが必要となる。
ドッグラン
メリット:
- ペットが自由に走り回ることができ、運動不足を解消できる。
- 同じような趣味を持つペットオーナーと交流する機会がある。
デメリット:
- 他のペットとの予期せぬトラブルが発生する可能性がある。
- ドッグランによっては、混雑していてペットを見失うリスクがある。
公園
メリット:
- 自然に囲まれた環境で、リラックスしてバーベキューを楽しむことができる。
- 広いスペースがあるため、多くの人とペットが集まるイベントに適している。
デメリット:
- ペットの監視が難しくなることがあり、迷子になるリスクがある。
- 公園の規則によっては、ペットの持ち込みが制限されている場所もある。
自宅
メリット:
- 環境を完全にコントロールできるため、ペットが安心して過ごせる。
- プライバシーが保たれ、他のペットや人とのトラブルを避けられる。
デメリット:
- スペースが限られているため、大人数でのバーベキューには不向き。
- 自宅の準備と後片付けに時間と労力がかかる。
車中泊
メリット:
- 移動が容易で、天候に左右されずにバーベキューを楽しむことができる。
- 車内でペットと一緒に過ごすことで、特別な絆を深めることができる。
デメリット:
- 狭い空間での長時間の滞在は、ペットにストレスを与える可能性がある。
- 車内でのバーベキューは火災のリスクがあるため、外での調理が必要。
ペット連れ可能な施設/場所の選び方
ペットを連れてのバーベキューを場所は、以下を考慮して選ぶようにしよう。
- ペット同伴可の施設かどうかを事前に確認する
ペット同伴可の施設でも、頭数制限や予約制などの条件がある場合があるので注意する。 - ペットの大きさや性格に合わせて、広さや雰囲気のあう施設を選ぶ
大型犬ややんちゃな子は広々とした公園やキャンプ場がおすすめ。
小型犬やおとなしい子は小さな木造コテージやレストランのテラス席が気に入るかもしれない。 - 季節や気温に応じて、熱中症や凍傷などの対策をする
夏場は日陰や水飲み場がある施設を選び、水分補給や日差し対策をする。
冬場は防寒着や湯たんぽなどを用意し、寒さに弱い子はストーブのある施設を選ぶ。 - 他の利用者や施設のスタッフに迷惑をかけないように、マナーを守る
リードを短めにする、無駄吠えや噛み癖のある子はしつけをする、フンの始末をする、直火や薪の使用を控えるなどの工夫をする。
実践:ペットバーベキューの注意点
実際にペットとバーベキューをする場合、以下の点に注意をしよう。
安全対策
- リード/ハーネス: ペットが予期せぬ行動をしないように、常にリードやハーネスを装着しよう。これにより、ペットの動きを適切にコントロールできる。
- 服: 天候に応じて、ペット専用の服を着せることが必要になることも。特に雨の日や寒い日には、防水性や保温性のある服が役に立つ。
- 食事: ペットには、人間用の食べ物ではなく、ペット専用の食事を用意しよう。これにより、食中毒や健康問題を防ぐことができる。
- トイレ: 定期的にトイレの休憩を取り、ペットが清潔な状態を保てるようにしよう。
熱中症/寒さ対策
- 熱中症対策: 十分な水分補給を行い、ペットが日陰で休めるようにしましょう。暑い日は、冷却ジェルマットや冷たい水を用意すると良い。
- 寒さ対策: 寒い日は、ペット用の暖かい服や毛布を用意し、体温を保つことが重要。
ペットの安全
- ペットとの接し方: ペットがストレスを感じないように、優しく接しよう。特に子供がいる場合は、ペットを優しく扱うよう指導することが大切。
- 遊び方: ペットとの遊びは、安全なおもちゃを使用し、監視下で行うことが重要。子供とペットが一緒に遊ぶ際には、適切な監督を行い、安全を確保しよう。
トラブルシューティング:ペットバーベキューでのトラブル解決
ペットとのバーベキューは、予期せぬトラブルが発生する可能性があるため、適切な対応策を準備しておくことが重要となる。
雨天時のバーベキュー中止/延期/場所変更の判断
- 天候の悪化: 天候が急変した場合、ペットと参加者の安全を考慮して、バーベキューを中止または延期する決断が必要。
- 代替プラン: 雨天の可能性を考慮して、屋内でのアクティビティや遊びを計画しておくと良い。
- 場所の変更: 安全な屋根付きの場所や、雨天でも利用可能な施設への移動を検討したい。
ペットの体調不良/怪我/迷子:応急処置と連絡先
- 応急処置: ペットが怪我をした場合は、応急処置キットを使用して適切な処置を行おう。
- 獣医師の連絡: 体調不良や怪我が深刻な場合は、すぐに獣医師に連絡を取り、指示に従おう。
- 迷子対策: ペットが迷子にならないように、迷子札やGPSトラッカーを装着しておくことが重要。
近隣トラブル/マナー違反:トラブル回避方法
- ペットの管理: ペットの行動を適切に管理し、他の参加者や近隣住民とのトラブルを未然に防ぐようにしたい。
- マナーの遵守: ペットの鳴き声や排泄物の処理など、公共の場でのマナーを守り、周囲に配慮しよう。
おわりに
ペットとのバーベキューは、事前準備と適切な対策をすることで、安全で楽しい思い出になる。
ペットの安全と快適さを第一に考え、周囲への配慮を忘れずに、素敵な時間を過ごすようにしよう。