冷凍餅の良さは長期間の保存ができること。
正しい冷凍方法であれば、4ヶ月近くつきたてを楽しめる。
でも解凍する時に失敗すると……。
今回のリサーチでお伝えするのは冷凍餅の保存方法と解凍方法。
いつでもお餅を美味しく食べるコツさ☆-( ^-゚)v
冷凍餅について
冷凍保存されたお餅は長期間の保存に適している。
つきたてのお餅を冷凍餅にすれば、つきたての美味しさを4ヶ月近く楽しめるほど。
市販されている切り餅の場合は、そのままでも1年ほど保存できる物も多い。
でもこちらも冷凍餅にすれば、1年以上食べることが可能。
もっとも市販のパックされたお餅であれば、冷凍にしなくても保存できる。
だから冷凍餅にするのは、つきたてのお餅が基本になる。
お餅の消費期限と賞味期限
冷凍したお餅は1年以上は食べられる。
でも長く保存をしていると、徐々に美味しさが失われていく。
だからおもちを美味しく食べたい場合は、半年くらいを目安にした方が良いとも言われている。
このことを考えると冷凍餅というのは──
- 消費期限は1年以上
- 賞味期限は半年程
──このように考えた方がよいかもしれない。
消費期限と賞味期限の違い
いちおう消費期限と賞味期限の違いについて、簡単にお伝えしておく。
消費期限
消費期限とは食べられる限界の日。
※消費期限以降は、お腹を壊すかも。
賞味期限
賞味期限は、美味しく食べられる日の目安。
※賞味期限以降は、美味しくないけどお腹は大丈夫。
冷凍餅の保存がうまくいっていないと
冷凍餅は、しっかりと密閉されていないと劣化が早くなる。
冷凍焼け、乾燥、臭い移りなど、色々な理由で美味しくなくなる。
でもプロの業者さんはともかくとして、自宅での冷凍保存にはどうしても限界がある。
だから冷凍保存をしたからといって、過信するわけにはいかない。
この点を考えると、冷凍餅は早めに食べるのがベストだと言える。
お餅の冷凍方法
お餅の解凍は、冷凍するときに失敗していると美味しく解凍できない。
だから冷凍餅を作るのなら、冷凍する段階から注意する必要があるよ。
お餅の冷凍方法、そのポイントは?
お餅の冷凍保存には、サランラップを使おう。
サランラップは、酸素を通さない、水分の保持、これらの特性が他のラップよりも優れている。
だからお餅の冷凍保存とは相性がとてもいい。
ではつきたてのお餅を冷凍餅にする場合と、切り餅を冷凍する場合についてまとめていく。
- つきたてのお餅の粗熱をとる
- 米粉を軽くまぶす
- お餅を1つ1つサランラップに包む
- ジップロックに入れて空気を抜き口を閉じる
- 冷凍庫に入れて保存する
次にお伝えするのは、市販の切り餅を冷凍餅にする方法。
- 個別に包装されていないのなら個別に包装する
○サランラップで1つずつ包んでいく - ジップロックに入れて空気を抜き口を閉じる
- 冷凍庫に入れて保存する
冷凍餅の解凍方法は?
いよいよ本題。
冷凍餅の解凍方法をここではお伝えする。
冷凍餅の解凍は、常温解凍か冷蔵庫が基本。
冷蔵庫に入れるのなら、食べる前日の夕方に冷蔵庫に入れると翌日には食べられるよ。
でも電子レンジを使って解凍する方法もある。
電子レンジを使えば素早く食べられるのは言うまでもない。
電子レンジを使った冷凍餅の解凍であれば、自然解凍よりもずっと手軽にお餅を食べられるのでオススメ。
電子レンジで解凍する時の注意点
電子レンジで冷凍餅を解凍するとき、ラップやお皿に直接触れさせないようにしよう。
ラップやお皿にくっついてお餅がとれなくなるんだ。
だからサランラップを外した冷凍餅は、水をたっぷり入れた容器に入れて2分ほど温めるという工夫を行いたい。
この時に使う水は、お餅がかぶる程度の水。
その手順を並べると──
- 冷凍餅からサランラップを外す
- 冷凍餅を水をたっぷり入れた容器に入れる
○冷凍餅は乾燥しているので水分を与える
○水はお餅が被る程度 - 電子レンジで2分ほど温める
○温める時間は環境により変わるから注意
電子レンジの出力により、温める時間は違うから注意。
一般家庭に多い、500ワットの電子レンジなら……。
- 1個の冷凍餅
→3分強の過熱 - 2個の冷凍餅
→4分ほどの過熱 - 3個の冷凍餅
→5分ほどの過熱
あとお餅の大きさなんかも加熱には影響を与える。
だから最初に1個のお餅を使って加熱時間を計っておこう。
冷凍ではない切り餅の解凍方法
冷凍ではない切り餅を、レンジで解凍する方法もある。
その情報については、以下のページで確認をしてね。
冷凍餅をおいしく焼く方法
冷凍餅を解凍せず、そのまま焼く方法が存在する。
でも冷凍餅を焼く時には、魚グリルやオーブンを使うのは避けよう。
網にくっついて離れなくなったりする。
それに外側の水分だけが飛んでしまって、パサパサした感じにもなる。
だから魚グリルやオーブンで、冷凍餅を焼くのは悪いことだらけ!
冷凍餅はフライパンで焼く!
フライパンで冷凍餅を焼けば、内側は柔らかいのに、外側は香ばしい理想の焼き餅になる。
この時に使うフライパンは、フッ素加工やテフロン加工がされたくっつきにくい物を使うのがポイント。
冷凍餅の具体的な焼き方
冷凍餅を焼く方法には、油を使う方法と油を使わない方法とがある。
まずは油を使わない方法からまとめるよ。
油を使わず冷凍餅を焼く方法
油を使わない方法は、お雑煮やお汁粉向けの焼き加減になる。
- フライパンを温める
- フライパンに冷凍餅を置いていく
→お餅がくっつかないように離しておく - フライパンにフタを被せる
- 弱火で焼く
- 少し焦げ付きができたら引っ繰り返す
- 反対側も焼く
油を使って冷凍餅を焼く方法
油を使って焼く方法は、使わない場合よりも、コンガリ、カリッとした感じに焼ける。
醤油につけたり、大根おろし餅にしたり、お雑煮に使ったり、のり巻きにしたり、コンガリ感を活かした食べ方に向いているよ。
- フライパンを温める
- サラダ油を薄くひく
- フライパンに冷凍餅を置いていく
→お餅がくっつかないように離しておく - フライパンにフタを被せる
- 弱火で焼く
- 少し焦げ付きができたら引っ繰り返す
- 反対側も焼く
オーブントースターで焼く方法
オーブントースターで焼く場合、冷凍餅は事前に解凍する必要がある。
冷凍したままのお餅を焼こうとすると、時間がかかるし外は焼けても中は凍っていたりして調理の難易度も上がってしまう。
だからオーブントースターで冷凍したままのお餅を焼くのは、難易度が高いから避けよう。
- 冷凍餅を解凍しておく
○電子レンジなどを利用する - クッキングシートを敷く
○オーブンの鉄板の上に - 好みの焼き加減になるまで焼く
○3分間だけ焼く事からスタートすると良い
冷凍餅の解凍方法のまとめ
冷凍餅であればいつでも美味しく食べられる。
でも解凍方法の失敗で、残念なことになることもしばしば。
今回の記事に書いたように、お餅を冷凍する段階から注意する必要がある。
だから冷凍餅も最初が肝心ということだという事かもしれないね☆-( ^-゚)v