手指消毒剤は、細菌が気になる時期にぜひ活用したい。
今回の記事では、手指消毒剤の使用期限などの基本的な情報についてお伝えする。
手指消毒剤は衛生管理の基本さ☆-( ^-゚)v
手指消毒剤の良い所はスピード
石鹸を使っての手洗いであれば30秒~60秒ほどかかる。
でも手指消毒剤であれば、手にスプレーをしてよくこすりながらアルコールを広げながら蒸発させるだけ。
だから石鹸を使うよりも、ずっと手軽に消毒できるというメリットがある。
手指消毒剤の使用期間と使用量
手指消毒剤の使用期間や使用量は、製品形態によって異なる。
手指消毒剤は以下のようなタイプがあるよ。
- 液状の手指消毒剤
- ジェル状の手指消毒剤
- 泡の手指消毒剤
この中で特に多く使われているのがジェル状の手指消毒剤。
だいたい66%の家庭で、ジェル状の手指消毒剤が使われているといわれているほど。
手指消毒剤の1度の使用量
手指消毒剤はタイプごとに1度の使用量が違う。
製品によって殺菌力が違うから一概には言えないけど平均すると以下のような使用量になる。
- 液状の手指消毒剤
○3mlを使用する
○15秒以上手にるける - ジェル状の手指消毒剤
○15ml~2mlを使用する
○15秒以上手につける - 泡の手指消毒剤
○15秒以上手につける
WHOのガイドラインによれば、手指消毒剤を使った場合は20秒~30秒は手を洗い続けた方がよいとされている。
だから最低でも20秒は洗い続けると考えた方がいい。
手指消毒剤の開封後の使用期限は?
手指消毒剤の開封前は、容器なんかに書かれた使用期限に従って使用することになる。
基本的には、開封した消毒薬でも製品容器に記載の使用期限まで使用可能だとされている物がほとんど。
ただし多くの施設が開封後は64%ほどが6ヶ月を目安に使いきっているとされる。
開封した手指消毒剤は6ヶ月で交換を考えたい
手指消毒剤は、未開封で高温多湿でない暗所で保存をするなど保存状態が良く未開封なら、3年間は成分の経年変化がないといわれている。
一方で開封後はどうかというと、現状だと法的な定めが存在しないため何とも言えない。
でも6ヶ月~1年で、新しい物と交換するという施設がほとんど。
とりあえず施設の例に倣って、開封した手指消毒剤は6ヶ月を超えたら交換を考えるのが賢明だといえる。
開封後の注意点
手指消毒剤を開封したら、継ぎ足しは行わない方が良いとされている。
だから手指消毒剤は、容器ごと交換するのが基本だと考えよう。
手指消毒剤を使う前に
手指消毒剤は、アルコール濃度が低下すると効果が薄まる。
これはアルコールと水分のバランスが、70%~80%の状態が最も殺菌効果が高いから。
だから手が濡れている場合は、事前に乾かすようにしよう。
手を乾燥させてから、手指消毒剤が十分に乾くまで擦り込もうね。
手指消毒剤の使い方
手指消毒剤は、ジェルだろうが液体だろうが、以下のように使うのが基本だよ。
- 手指消毒剤を手につける
○指を曲げながら
○適量手につける - 両手の平を擦り合わせる
○両手の平に手指消毒剤を広げる - 両手の指の背や指先を擦り合わせる
○指全体に手指消毒剤を広げる - 両手の甲をお互いに擦り合わせる
○両手の甲全体に手指消毒剤を広げる - 両手の指を組んで擦り合わせる
○両手の指の間に手指消毒剤を広げる - 親指を反対の手で包む
○親指に手指消毒剤を広げる - 両手の手首に手指消毒剤を広げる
- 乾くまで擦り込み続ける
順番を要略すると以下のようになる
手指消毒剤をつける→手の平に擦り込む→指に擦り込む→手の甲に擦り込む→指の間に擦り込む→親指に擦り込む→手首に擦り込む→乾くまで続ける
手指消毒の動画
手指消毒の行い方には、色々な形式のものがある。
他の方法については、動画を掲載しておくのでコチラを参考に。
以下は手指消毒の素晴らしさと、行い方についての動画。
終わりに
手指消毒剤は、手軽に手の殺菌が出来るから便利。
でも手が濡れていたりすると、アルコールと水分のバランスが崩れて、効果を十分に発揮できない。
他にも効果を下げる原因はあるけど、大半は容器や箱に書かれているよ。
だから、しっかりそれらをチェックするようにしよう☆-( ^-゚)v