臭い場所の代名詞ともいえるのがトイレ。
この臭いは、掃除次第では更に酷いことに……。
そんなトイレの臭い原因は色々とあるけど、特にアンモニア臭で頭を悩ませることが多い。
今回は、そんなトイレのアンモニア臭対策についてお伝えする。
トイレのアンモニア臭はクエン酸で対処!
トイレの臭いで頭を悩ませることが多いのがアンモニア臭。
このアンモニア臭は、尿が原因となって生じる臭い。
尿は最初は弱酸性。
でも時間が経つにつれて、アルカリ性であるアンモニアへと変わる。
また尿は時間と共に尿石と呼ばれる結晶へと変わる特徴もある。
こういった特徴があるため、尿石を軟化させたりアンモニア臭を中和できるクエン酸を使うことを、トイレ掃除には推奨されることが多い。
クエン酸を掃除に使うのならスプレーに
クエン酸を掃除に使うのなら、水と混ぜたものをスプレーボトルに入れて使うのが手軽なのでオススメ。
このスプレーボトルに入れたクエン酸を、クエン酸スプレーと呼ぶ。
- スプレーボトル
- 粉末のクエン酸
○小さじ1杯 - 水
○200ml
クエン酸スプレーの作り方は簡単で、上記のクエン酸と水をスプレーボトルの中で混ぜるだけ。
作り終わったら、トイレの気になるところに吹き付けて使うことになる。
アンモニア臭がするときに掃除する場所
アンモニア臭の原因は尿。
この尿は、色々な場所についてしまう。
場合によっては天井にという場合すら……。
だから以下のような場所を中心にクエン酸で掃除をしていきたい。
- 便器のふたの裏
○尿が跳ね返ってつく - ウォシュレットがついている場合は接続部分
- トイレの床
- トイレの壁
- トイレの天井
○アンモニアは上に上がり天井につく - 換気扇
トイレの床や壁の掃除
トイレの床や壁への対策でトイレの臭いを消す場合。
もしも男性が立ったまま使用するのなら、床から1m以下を重点的に掃除をすることになる。
これは尿が飛び散るのが、腰よりも低い位置になるため。
だから床から1mを重点的に掃除することが大切になる。
具体的な床の掃除方法
トイレの床や壁を掃除するとき、まずはゴム手袋を装着して手を保護する。
そうしたら床1mを重点的にクエン酸スプレーでクエン酸をタップリと吹き付ける。
一通り吹き付けたら、雑巾を使って拭く。
具体的な壁の掃除方法
トイレの壁を掃除するときと床を掃除するときの最大の違いは、メガネ拭きを使う点にある。
メガネ拭きの繊維は目が細かいので、壁紙の細かい隙間の汚れを落としやすい。
だから床の掃除には雑巾を使い、壁の掃除にはメガネ拭きを使うことになる。
トイレの壁や床掃除の基本
トイレの壁を掃除するとき、まずはゴム手袋を装着して手を保護する。
そうしたら床1mを重点的にクエン酸スプレーでクエン酸をタップリと吹き付ける。
一通り吹き付けたら、メガネ拭きを使って拭く。
壁を拭くときには、擦らずに叩く感じで拭くと壁紙を痛めることなく掃除ができる。
トイレの便器や便座の掃除
トイレの便器や便座を掃除するときにもゴム手袋は着用する。
掃除は、便器の全体にクエン酸スプレーを吹きかけてパックすることから始まる。
西洋式のトイレであるのなら、フタの裏にもクエン酸スプレーをしっかりと吹きかけよう。
- クエン酸水を吹きかける
- トイレットペーパーを上に当てる
- クエン酸を再度吹きかける
このあと、クエン酸をトイレ全体に吹きかけたら30分ほど放置。
時間が来たらパックに使ったトイレットペーパーをはがす。
次はトイレブラシで便器を磨く。また細かい部分は古い歯ブラシを使うと便利。
一通り磨き終わったら、最後に全体を水拭きして終了。
ウォシュレットは接続部分も掃除
ウォシュレットの場合は、トイレの接続部分も掃除をした方がいい。
ウォシュレットを掃除するためには、便器とウォシュレットの接続部分を外さなければいけない。
取り外しの方法に関しては、取扱説明書やメーカーのホームページを参考にするといい。
この取り外しを終えたら、あとは先ほどの便器掃除と掃除方法の手順は同じ。
ウォシュレットの掃除方法
取扱説明書などを参考にウォシュレットを取り外す。
まずはクエン酸水スプレーをウォシュレットに吹きかけることから始める。
次に30分ほどトイレットペーパーを使ったパック。
時間が来たらトイレットペーパーをはがして、古い歯ブラシなどで汚れを落としていく。
最後に水拭きをして終わり。
ココまでやってもダメなら
ここまで掃除をしてダメなら、天井や換気扇に臭いが染みついている可能性がある。
また排水管の詰まりが原因のこともある。
だから掃除して時間が経っても臭いが消えない場合は、これらが原因である可能性を考えた方がいい。
重曹を消臭剤代わりに
トイレ掃除をして臭いが消えたのなら、消臭剤を置くことをおススメする。
一般的な芳香剤の場合は強い臭いで誤魔化すのに対し、消臭剤は名前の通り臭いを消す効果がある。
臭いが消えるので、トイレの壁紙などに臭いが染み込むのをかなり抑えられる。
そんな消臭剤を安上がりに済ませたい場合は、重曹を紙コップに入れて消臭剤代わりにするといい。
紙コップの底から3cmほどになるように重曹を入れるだけで、重曹がトイレの臭いを吸着してくれる。
この重曹の交換は10日に1度ほどで大丈夫なので、大きな負担にはならないのも嬉しい点かもしれない。
おわりに
トイレの嫌な臭いというのは、尿が原因となるアンモニア臭であることが多い。
だからトイレの臭い対策をどこから始めればよいのか分からない場合は、アンモニア臭への対策から始めるのが良いとされている。
このアンモニア臭への対策で役立つのがクエン酸。
クエン酸の効果だけでも、トイレの臭いが大きく改善することが多いよ☆-( ^-゚)v