渋滞にはまると物凄く疲れる。
目的地についてもグッタリしてしまい、何もしたくないと感じるほどに。
そのような事態を防ぐためには、いくつかのポイントをさえた計画を立てることが大切になる。
今回は、渋滞を避ける計画の立て方についてお伝えする記事。
渋滞を避ける計画の立て方のポイント
渋滞を避ける計画を立てるには、以下の3点を押さえる必要がある。
- 渋滞をしやすい場所を通るのを避ける
- 渋滞しやすい時間帯を避ける
- 渋滞に遭遇した場合の迂回路を決めておく
また渋滞で身動きできなくなったときの暇つぶし方法を決めておくという点も合わせて計画をしておきたい。
とはいえ、もちろん渋滞をしやすい場所を通るのを避ける、渋滞しやすい時間帯を避ける、渋滞に遭遇した場合の迂回路の3点を考えることの重要度が圧倒的に高いのでコチラを優先して決めるようにしよう。
渋滞をしやすい場所と時間帯
渋滞をしやすい場所と時間帯というのは、色々な条件で違ってくる。
例えば観光シーズンかどうか?休みの人が多いかどうか?などの条件は渋滞する場所や時間帯に影響を与えやすい。
それでも代表的な渋滞しやすい場所と時間帯は存在するので、計画を立てるときには以下のような場所と時間帯にはなるべく避けるようにしよう。
- 高速道路の料金所
○料金を支払うための停車が必要 - 高速道路の料金所を出てから
○一般道に出るとき信号待ちなどがあるため - 高速道路と併走している国道
- 駅前道路
○朝と夕方は通勤時間で停車の機会が多い - 右折レーンが短い道路
○右折する車の列が本線まで伸びやすい - 橋を渡る直前の交差点
- 上り坂
○車のスピードが落ちているのに気付きにくい - サグ部
○サグ部とは?
→下り坂から上り坂に勾配が切り替わる場所
○車のスピードが落ちているのに気付きにくい - 踏切の多い道路
- 立体交差の合流地点
- 長いトンネル
半数以上の渋滞が、上り坂やサグ部が発生原因であるとされている。
どちらも車のスピードを無意識のうちに低下させる場所であり、このためつられて後続車が速度を緩めて……ということが連鎖して渋滞することが多いというのが理由。
地域ごとにある渋滞しやすい時間帯の違い
地域ごとに渋滞しやすい傾向にある時間帯というのも、様々な情報媒体で発表されている。
- 都市部に向かう車線の道路
○渋滞しやすい時間帯
→平日の朝 - 都市部から郊外に向かう車線の道路
○渋滞しやすい時間帯
→平日の夕方 - 都市部から地方に向かう車線の道路
○渋滞しやすい時間帯
→土曜の午前中
→大型連休の前日夜も渋滞しやすい - 地方から都市部に向かう車線の道路
○渋滞しやすい時間帯
→日曜の午後 - 首都高速道路
○渋滞しやすい時間帯
→17時~19時台
都市部から地方に向かう車線の道路は、大型連休の前日夜も渋滞しやすい。
これは土曜日の午前中に出発すると渋滞に巻き込まれやすいことが多くの人に知られたため、前日に出発する人が増えたから。
渋滞を回避する計画を立てるときに役立つ資料
渋滞を回避する計画を立てるときに役立つ情報は、ネット上に色々と存在している。
また雑誌で特集を組まれることもある。
でも盲点となっている情報媒体も存在する。
その一例が目的地に辿り着くまでの地域についてまとめた観光協会が発行する資料。
観光協会の資料
向かう先での予定が観光でなければ目を通すことは無いかもしれないけど、観光地の駐車場や一方通行案内などが細かく掲載されることもある。
さらには大規模なイベントがある時期であれば、渋滞予測地図が公表されていることもある。
この観光協会が発行する資料はインターネットを通じて大半が簡単に手に入るので、計画を立てる際には目を通しても良いかもしれない。
渋滞を避ける計画を立てるときに決めること
渋滞を避ける計画を立てるときに決めることは、先に述べたように大きく分けて以下の4つある。
- 渋滞をしやすい場所を通るのを避ける
- 渋滞しやすい時間帯を避ける
- 渋滞に遭遇した場合の迂回ルートを決めておく
- 渋滞で身動きできなくなったときの暇つぶし方法を決めておく
上記のうち、渋滞をしやすい場所を通るのを避ける、渋滞しやすい時間帯を避ける、渋滞に遭遇した場合の迂回ルートを決めておく、この3つを決めた後で暇つぶし方法は決めることになる。
渋滞をしやすい場所と時間帯を避ける
渋滞をしやすい場所を通るのを避ける、渋滞しやすい時間帯を避けるの2つを決める場合は、道路地図を用意してカラーペンなどで書き込んでいった方が計画を立てやすい。
カラーペンなどでマーキングすることで、かなり分かりやすくできる。
作業手順としては……
- 最初に予定のルートを書きこむ
- 次にその中に渋滞しやすい場所をチェックする
- 迂回ルートを決めるという流れで考える
なお迂回ルートに関しては、1つではなく複数用意しておく方が失敗が少なくて済む。
このあとで渋滞をしにくい時間帯(早朝など)を選ぶということになる。
走行距離にも注意
計画をある程度決めたら、走行距離にも注意をしたい。
迂回ルート全ての走行距離を調べろとは言わないけど、最短ルートで行った場合の走行距離は把握しておいた方がいい。
1日の総走行距離の限度とされるのは、高速道路なら約500km、一般道なら約250km。
これを上回るのなら、泊りがけの運転を考えた方が良い場合もある。
渋滞を回避するために運転中にしたいこと
渋滞を回避するのなら、運転の合間の休憩時間中に渋滞情報を調べるようにしたい。
渋滞の規模は、短時間で変化する。
だから特に渋滞しやすい場所に近づいたら、車を止め休憩をとるなどして渋滞情報を確認するようにしたい。
なお渋滞情報の収集場所は、以下のようにいくつか存在するので好みに合ったものを使うようにしよう。
- ハイウェイラジオ
- サービスエリアの表示板
- スマホ
- カーナビ
渋滞から早めに抜けるために
渋滞にはまってしまった場合、バスやトラックの後ろを走ると渋滞を早めに抜けられるという話がある。
これはバスやトラックが高い場所から道路の状況を見られるというのが理由の一つ。
それとは別に、バスやトラックは同業者から渋滞情報が入ることもあるので渋滞への対処が早い傾向にあるという理由も。
だから絶対的な効果があるとは言わないけど、バスやトラックの動きに合わせると早めに渋滞を抜けられるという可能性はある。
なぜ渋滞が起きるのか?
渋滞は、交通集中が原因であることがほとんど。
特に上り坂やサグ部(下り坂から上り坂になる場所)での交通集中が原因となる場合が半数以上だともいわれている。
これは上り坂やサグ部は、誰もが無意識に車の速度を落とす場所だから。
前を走る車が速度を落としたことに気付くと、後ろの車も速度を落とす。さらにその後ろの車も速度を落とし、さらにその後ろの車も……と連鎖していき渋滞の原因となる。
他にも渋滞の原因はあるけど、やはり交通集中が原因となることがほとんどであることに変わりはない。
だからスマホやカーナビなどで交通が集中している場所を確認して、迂回ルートを使うなど渋滞に巻き込まれないためにはとても重要なことであると言える。
おわりに
今回は渋滞を避ける方法についてお伝えした。
渋滞は、車で遠出をする場合に注意をしたい事項の一つ。
でも事前に色々と調べていたとしても、いざ車を走らせるとハマってしまうのが渋滞というもの。
だから事前の計画を立てるときに、渋滞にハマッたときにどう動くのか決めておくことも必要となる。
また一度渋滞にはまってしまうと抜け出すことが難しい場合も多い。
そのような場合に備えて、渋滞時の暇つぶしも用意しておきたい。
色々と考える必要があるので大変かもしれないけど、計画の段階で考えることの一部は他の場所に向かう場合にも使える。
だから渋滞回避のための計画は無駄にならないので、ある程度まで作りこむのもいいかもしれないね☆-( ^-゚)v