
ごみを捨てるときに使われる処分という言葉。
似た言葉に、破棄や廃棄がある。
これらは似た意味だけど少し違いがある。
それは日常の中では問題の無い違いだけど、仕事など特別な状況だと問題が生じる可能性のある違いだから注意が必要。
今回は、そんな処分と廃棄の違いについてお伝えする。
処分と破棄と廃棄の違い
処分、破棄、廃棄の3種類の言葉の関係。
まず覚えておきたいのが、処分という言葉は破棄と廃棄を含んだ言葉であること。
だから、仕事なんかで”このゴミを処分しておいて”と言われたときは、色々な解釈が出来てしまうことになる。
シュレッダーにかける必要があるかもしれないし、そのまま捨てる必要があるかもしれない。
この点には、しっかりと注意をしないとならない。
一方で問題となるのが破棄と廃棄の違い。
破棄は、ゴミを破ったり壊したりして捨てることを指す。(書類などの紙類に使われることが多い)
廃棄は、ゴミの原形をとどめたまま捨てることを指す。(家電に使われることが多い)
だから破棄と廃棄の違いというのは、ゴミを捨てるとき破ったり壊したりするかどうかということになる。
ゴミ捨て以外での使い方
ゴミを捨てる場合以外だと、処分、破棄、廃棄は以下のような使い方がある。
処分……リサイクルする、誰かに譲る、罰を与える、制裁するなど。
破棄……契約を一方的に取り消す。
廃棄……基本的にはゴミを捨てるときにしか使わない。
もう少し詳しく:処分
処分という言葉は、破棄、廃棄という言葉を含む共に誰かに譲ったりリサイクルする場合にも使われる。
だからゴミを捨てる場合の全般に使える言葉であるともいえる。
でも仕事で使う場合、書類を捨てるときなどは”シュレッダーにかけて処分してね”とか明示する必要があるので注意が必要。
もう少し詳しく:破棄
破棄という言葉は、会社などで個人情報の書かれた書類などを処分するときに使われることが多い。
シュレッダーで裁断するなど、情報を第三者が読み取れなくする措置を取ってから捨てる。
もう少し詳しく:廃棄
原形をとどめたまま捨てるのが廃棄。
主にテレビやパソコンといった、壊すのが大変な物を捨てるときに使われることが多い。
また書類、新聞なども破ったりせず原形をとどめたまま捨てる場合にも廃棄という言葉が使われることが多い。
おわりに
今回は、処分、破棄、廃棄の違いについてお伝えした。
日常生活では大きな問題になる事は滅多にないけど、仕事の中ではこれらの言葉の使い方には注意をしたい。
特に破棄と廃棄を間違って使うと、個人情報など外に出してはダメな情報が漏れてしまう可能性がある。
だから割と怖い使い間違いだと言えるかもしれないね☆-( ^-゚)v