
インフルエンザの予防接種は毎年病院に行かないといけないから大変。
でも予防接種を受ける時期というのは、インフルエンザウイルスを他人から受け取りやすい時期。
だから対策として、予防接種を受けないと言うのはリスクがかなり高い。
今回のリサーチではインフルエンザの予防接種についてお伝えする。
インフルエンザとは?
まずは基本中の基本である、インフルエンザとはなにか簡単にお伝えする。
インフルエンザウイルスに感染するのは、主に気道上皮。
咳や鼻水や唾液等を通して人間から人間にうつる。
そんなインフルエンザの症状は風邪と似ている。
だから気づかずに会社や学校へ行って、インフルエンザを他の人に移しまくることも……。
- 発熱(38℃以上が多い)
- くしゃみ
- 鼻水
- 咳
- 全身の倦怠感
- 関節痛
インフルエンザのワクチンについて
インフルエンザの予防接種のワクチンは、近年の流行状況を見て流行る型を推測して作られている。
でも推測してのワクチン作成だから推測が外れることも……。
推測が外れてもインフルエンザが2種類シーズン中に流行ることもあるから、もう片方の予防になるから安心かも?
ちなみインフルエンザの予防接種を受けるメリットは、インフルエンザウイルスに感染しないことではなくて症状を軽く抑えられることにある。
だから予防接種を受けても、インフルエンザにかからないわけではない。
インフルエンザワクチンの作り方
日本ではインフルエンザワクチンを、鶏(ニワトリ)の卵を使って作られている。
- 鶏の玉子にインフルエンザウイルスを入れて増やす。
- 増えたインフルエンザウイルスだけを精製する。
(卵の成分のみ取り除く) - インフルエンザウイルスから病原性を無くして不活化。
(病気にならないようにウイルスを加工)
インフルエンザワクチン精製の弱点
その弱点というのは大量生産できないこと。
製造に数ヶ月という期間が必要だったり、大量生産できないから医療機関はワクチンを集めるのが大変。
このためインフルエンザの予防接種が始まる時期に、予防接種のためのワクチンが足りていないというニュースが流れることも多い。
インフルエンザの予防接種を受けられる場所
インフルエンザの予防接種は、毎年やってくる一般的なインフルエンザであれば、多くの内科や小児科といった医療機関で接種可能。
一方で皮膚科や眼科などは、インフルエンザの予防接種を行っていない場合が多いから事前に電話なんかで確認しておこう。
ちなみに新型インフルエンザが流行った時には、新型インフルエンザの予防接種は受けられる医療機関を限定していた。
突然現れる新型インフルエンザのようなものは、厚生労働省のインフルエンザ対策関連情報をチェックすると
どこの医療機関で予防接種できるかとかが分かるよ。
インフルエンザ予防接種の時期
インフルエンザの予防接種は、流行する時期を見越しての接種になる。
かかりつけのお医者さんと相談して、予防接種をする日を決めることが多い。
インフルエンザ予防接種開始の時期
インフルエンザ予防接種の時期は、毎年の傾向を見ると年内~1月辺りまで接種可能。
受けたい方は、少し早めの11月~12月辺りには接種しておきたいところ。
ちなみにインフルエンザの予防接種は、抗体価がピークになるのに接種後3~4週間かかるから
インフルエンザが流行りだす前に打っておく必要がある。
インフルエンザ予防接種可能な年齢
でも赤ちゃんや子どもの接種は一般的には生後6ヶ月以降。
子どもの場合は、インフルエンザ予防接種の効果は低いとされている。
1歳~6歳の子どもは、発病を抑えられる割合が20~30%。
一方で65歳未満の健常者は70~90%の発病を抑えられるんだ。
でも子どもの場合は一旦インフルエンザにかかると、重病になる割合が大人よりもずっと多い。
だから欧米ではインフルエンザの予防接種を子どもにもするように推めている。
インフルエンザ予防接種の接種回数は?
インフルエンザの予防接種の回数は、13歳を境にして回数が変わってくる。
13歳未満だと子どもは、ワクチンを接種できる量が少なくて抗体ができにくいから、2回の予防接種が必要。
一方で13歳以上であれば、一回の接種で十分なワクチンを使える。
だから13歳以上なら、1度だけ予防接種を受ければ効果が望めるよ。
ちなみに13歳以上でも、中学生であれば2回の予防接種が一般的なんだ。
そして13歳未満の子どもがインフルエンザの予防接種を受けた時には、次の予防接種までに1~4週間の間隔をあけるのが一般的。
でも一層良い結果を残したいのなら、3~4週間開けたほうが良いんだ。
- 13歳未満:2回の予防接種が必要
予防接種の間隔1~4週間(理想は3~4週間) - 13歳位上:1回の予防接種で大丈夫
インフルエンザ予防接種の料金
インフルエンザの予防接種は、自費診療になるから医療機関が好きに値段を決められるんだ。
だから医療機関ごとに、インフルエンザの予防接種料金に違いがある。
安く済ませたい場合は、自治体によっては補助金を出している場合もあるから、チェックしたいトコロ。
だからインフルエンザの予防接種受ける前に、自治体のホームページを調べておこう。
インフルエンザ予防接種料金の具体例
自費診療で保険適用外だから、価格が医療機関ごとに異なるってさっき書いたよね。
医療機関ごとに料金を決められるから、料金の幅がすごく広い!
通常のインフルエンザ基本料金
- 予防接種1回で2000円~4000円
最安値1500円
最高値5000円 - 2回の接種が必要な場合は割引の場合も多い
新型インフルエンザの料金
- 1回目:3600円
- 2回目:2550円
インフルエンザ予防接種料金の中身
インフルエンザ予防接種料金に幅があるのはわかったけど、病院でお金の計算をどんな感じでしているのか気になる人もいると思う。
詳しく書くと物凄く複雑になるから簡単にまとめると、こんな感じになるよ↓
- ワクチン代800円+診療費+注射費+α
料金の内約
- インフルエンザワクチンの原価:1,600円程度(1ビン)※1ビンで2人分
- 診療費
- 注射費
- など
インフルエンザの予防投与
予防投薬もインフルエンザワクチンと同様に保険適用ではない。
それにしてもインフルエンザの予防投与で掛る金額は高い!
- タミフル:6570円
- リレンザ:6810円
インフルエンザ予防のために、これらの薬を処方されることもあるよね。
必要なのは分かるんだけど、インフルエンザワクチンの接種よりもお値段が…ね。
まとめ
今回はインフルエンザの予防接種についてお伝えした。
インフルエンザと予防接種についてや、接種できる時期と料金を中心についてまとめたよ。
毎年やってくるインフルエンザの時期は出来れば健康に過ごしたいんだけど、どこからかインフルエンザウイルスってやってくるんだよね。
………
……
…
予防接種はVaccinationって海外で言う 。
Vaccination はラテン語でvacca(牛という意味)から来ている。
なぜ牛なのかっていうと、最初の予防接種は天然痘の予防として、牛に感染する牛痘ウイルスを使ったからなんだってさ☆-( ^-゚)v
インフルエンザの予防接種関連の記事
インフルエンザの予防接種は、有効期間なども知っておいた方が良いかも。
→インフルエンザの予防接種!有効期間と効果で知っておきたい話
他の予防接種を打つ場合には注意
インフルエンザの予防接種を受ける時期は、ポリオの予防接種を受ける時期と重なる。
このように複数の予防接種を受ける場合には、事前に予防接種の計画を立てておく必要がある。
→インフルエンザの予防接種とポリオ!両方を打つのなら間隔は?
妊婦さんは医師と相談
妊婦さんがインフルエンザの予防接種を受けるときには、やっぱり医師と相談した上で行うことを心がけたい
→インフルエンザの予防接種と時期!妊婦の予防接種は安全なの?
予防接種後
インフルエンザの予防接種を受けた日は、なるべくアルコールを避けた方が良いとされている。
予防接種後には激しい運動も避けた方が良いとされている。
予防接種の副作用
インフルエンザの予防接種には副作用がある。
この副作用は大半が弱い物だけど、中には凶悪な物もあるから注意が必要。
→インフルエンザの予防接種!副作用の腫れや発熱は危険な症状?
インフルエンザ関連の記事
インフルエンザには潜伏期間がある。
この潜伏期間中に診察を受けても発見できないと言う場合が多いので注意が必要。
インフルエンザ向けの食べ物
インフルエンザになりにくい体を作るには、食べ物に気を使うことも大切。
アルコールとインフルエンザ関連の記事
インフルエンザの時期には、アルコールを使った消毒が良いと言われている。
でもアルコールの濃度や手の洗い方次第で効果に大きな違いが出てくるので注意をしよう。
→インフルエンザをアルコール消毒!効果が最も高い手洗いの方法は?
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