
風邪のときにタバコを吸うと肺炎になるという噂がある。
今回は、そんな風邪のときにタバコを吸う危険性についてリサーチをしてみた。
タバコが原因で肺炎になるのか?
風邪のときに吸うタバコと肺炎の関係を知る前に知っておきたいことがある。
そもそも、風邪をひいていない健康な状態で、タバコを吸った場合には肺炎になるのか?と、この点。
その答えを言うのなら、タバコと肺炎の因果関係は証明されていない。
だから風邪の最中にタバコを吸うと、肺炎になるかどうかも証明できないのが現状。
風邪から肺炎になる過程は?
風邪をひくと鼻や喉といった、上気道が炎症を起こす。
この炎症が奥に進んで、気管支炎が起こる。
さらに奥へと炎症が進むと肺炎となる。
風邪と肺炎の関係
肺炎は細菌やウイルスへの感染が原因となって起こる。
風邪をひくことにより、体力や免疫力が弱まる。
その結果細菌やウイルスに感染し、肺炎になることが多い。
タバコと肺炎
風邪によって免疫力が落ちてしまうことがある。
同じようにタバコに含まれるニコチンなどの有害物質により、体の免疫力が下がることがあるよ。
この事が原因で肺炎などの感染症に罹りやすくなることがある。
肺炎に関して言えば以下のように言われている。
- 1日に吸うたばこの本数:10本未満
○肺炎になる確率が非喫煙者の1.2倍 - 1日に吸うたばこの本数:10本~20本
○肺炎になる確率が非喫煙者の2.4倍 - 1日に吸うたばこの本数:21本以上
○肺炎になる確率が非喫煙者の3倍
風邪をひいた時のタバコの味について
風邪をひいている時というのは、鼻も舌も異常となっている。
風邪をひいている時にはタバコを吸っても美味しくない。
これは風邪によって、味覚や風味を司る神経が麻痺しておかしくなっているから。
それでも、ニコチン依存症の人はタバコを求めてしまうけどね。
喫煙の習慣と風邪
タバコを吸うと免疫力が低下するので風邪をひきやすくなる。
またタバコの煙によって、粘膜や細胞がダメージを受ける。
これらの原因によって、風邪をひきやすくなる。
タバコで風邪は長引く?
タバコを吸うことで、風邪の治りは遅くなるとされている。
タバコの煙が有害物質の塊だから、喉、肺、気管支、呼吸器に刺激を与えて傷つけてしまう。
また喉の粘膜なども傷付けるため、ウイルスが侵入してしやすくなる。
さらに免疫力も低下するので、風邪はなかなか治らない。
風邪のときにタバコを吸うと体の中で何が起こる?
風邪のときにタバコを吸うと、色々な問題が起こる。
- ビタミンCが失われる
○失われるのはレモン1個分
○有害物質に反応して生じた活性酸素により
○腸壁からのビタミンCの吸収率も低下する - 体力低下
○一酸化炭素が増えるため
○一酸化炭素が血液のヘモグロビンと結び付く
→酸素を体に行きわたらせられなくなる - 血行不良
○ニコチンが原因
○毛細血管を収縮させたり心拍数を増加する - 喉や肺にダメージ
○たばこの有害物質が原因
終わりに
タバコは刺激物だから、吸うと体への負担が大きい。
そのせいで体が疲れたり免疫力が低下したりして、細菌やウイルスに感染しやすくなることは、十分に考えられる。
でも怖いのは肺炎だけじゃない。
高熱が出ている時など、体に異常が出ている時のタバコは命に関わることもある。
だから、風邪をひいたときはタバコを避けた方が、無難と言えるかもね☆-( ^-゚)v