バーベキュー

    バーベキューの醍醐味は、仲間とワイワイ盛り上がりながら、熱々の肉や野菜を頬張ること。

    しかし、楽しい時間もあっという間に過ぎ、残った食材の持ち帰りには頭を悩ませる人も多いのではないでは?

    せっかくのおいしい食材を無駄にせず、安全に持ち帰るためには、適切な保存方法が重要となる。

    この記事では、バーベキュー会場から自宅に持ち帰るための保存方法について、肉類、魚介類、野菜類、炭水化物に分けて詳しく解説させて頂く。

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    バーベキューで余った食材の持ち帰り方

    バーベキューでの余った食材を安全に持ち帰るためには、適切な保存方法が重要となる。

     

    ただ、食材の種類によって適切な保存方法は異なるため、それぞれの食材の特徴に合わせた方法を知っておく必要がある。

     

    でも、バーベキューで食材を持ち帰るための保存方法の多くに共通する注意点があるので、ここでは共通して気を付けたい点をお伝えさせて頂く。

     

    1. 食材を素早く冷やす

    バーベキューが終わったら、すぐにクーラーボックスに移し、保冷剤をたっぷり入れて冷やすことが重要。

     

    食材は温度が高いほど傷みやすくなるので、できるだけ早く冷やすことで、傷みや雑菌の繁殖を抑制することができる。

     

    2. 食材を密閉する

    空気中の雑菌が繁殖するのを防ぐために、食材は密閉容器に入れるか、ラップでしっかりと包もう。

     

    特に、肉類や魚介類などの傷みやすい食材は、密閉容器に入れて保存することが重要。

     

    3. 食材を重ならないように入れる

    重なった食材は下にある食材が潰れてしまい、傷みやすくなる。

     

    食材は重ならないように、隙間を空けて入れよう。

     

    こうすることで、それぞれの食材に冷気が均等に行き渡り、傷みを防ぐことができる。

     

    4. 持ち帰り時間は短くする

    食材は持ち時間が長くなるほど傷みやすくなる。

     

    また持ち帰りの最中に使える保存の道具は、自宅の冷蔵庫や冷凍庫よりも性能が低い傾向にあるので、持ち帰りの最中に食材が傷んでしまうこともある。

     

    だから、できるだけ早く自宅に持ち帰り、冷蔵庫や冷凍庫で保存しよう。

     

    特に、肉類や魚介類などの傷みやすい食材は、持ち帰り時間を短くすることが重要となる。

     

    バーベキューで食中毒を防ぐ!安全に楽しむためのポイント

    バーベキューは、仲間とワイワイ盛り上がりながら、おいしい料理を楽しむことができる人気のアウトドアイベント。

     

    しかし、楽しい時間を過ごすためには、食中毒の予防も重要となる。

     

    食中毒は、下痢や嘔吐、腹痛などの症状を引き起こし、重症化すると命に関わることもある。

     

    また食中毒への対策は、食材に細菌がつくのを防ぐ事にも繋がるので、余った食材を持ち帰る際にも役に立ってくれる。

     

    バーベキューで食中毒を防ぐためには、以下の点に注意しよう。

     

    1. 食材に触る前の手洗いを徹底する

    食中毒の原因となる菌は、私たちの身近に存在している。

     

    食材を扱う前に、石鹸などを使ってしっかりと手を洗いたい。

     

    特に、肉類や魚介類を扱う前には、念入りに手を洗おう。

     

    2. 調理器具の消毒

    調理器具は、使用前に熱湯で消毒し、清潔な状態を保とう。

     

    特に、肉類や魚介類を調理した後の調理器具は、しっかりと消毒することが重要となる。

     

    3. 食材の加熱

    肉類や魚介類は、十分に加熱してから食べよう。

     

    肉の中心温度が75℃以上、魚介類の中心温度が60℃以上になるまで加熱することが目安。

     

    4. 保存温度

    バーベキューで余った食材は、適切な温度で保存しよう。

     

    食中毒菌は、温度の高い場所で繁殖しやすくなる。

     

    余った食材は、すぐにクーラーボックスに移し、保冷剤をたっぷり入れて冷やそう。

     

    5. その他

    • 食材は、傷んでいるものや腐敗しているものは食べないようにする。
    • 調理中は、ペットや昆虫などを近づけないようにする。
    • 調理後は、早めに食事をするようにする。
    • 調理器具や食器は、洗剤でしっかりと洗う。

     

    食中毒を防ぐために、これらのポイントをしっかりと意識し、安全にバーベキューを楽しもう。

    ※この記事は、情報提供のみを目的としており、医療的なアドバイスではありません。食中毒などの症状が現れた場合は、医師に相談してください。

     

    バーベキューで余った肉類の持ち帰り方

    肉類は傷みやすい食材の一つ。

    持ち帰りの際には、以下の点に注意をしよう。

    保存方法

    • 焼き肉
      焼き肉は、余熱で火が通るのを防ぐために、すぐに皿から取り出し、粗熱を取る。粗熱が取れたら、密閉容器に入れ、保冷剤をたっぷり入れて冷やす。
      タレに漬け込んでいた場合は、タレを別容器に移してから保存する。
    • 鶏肉
      鶏肉は、特に傷みやすいので、焼き肉同様、すぐに皿から取り出し、粗熱を取る。粗熱が取れたら、密閉容器に入れ、保冷剤をたっぷり入れて冷やす。
    • 豚肉
      豚肉は、焼き肉同様、すぐに皿から取り出し、粗熱を取る。粗熱が取れたら、密閉容器に入れ、保冷剤をたっぷり入れて冷やす。
    • その他
      ソーセージやベーコンなどの加工肉は、そのまま密閉容器に入れ、保冷剤をたっぷり入れて冷やす。

     

    保存期間

    • 焼き肉
      冷蔵で2~3日、冷凍で1~2ヶ月
    • 鶏肉
      冷蔵で2日、冷凍で1ヶ月
    • 豚肉
      冷蔵で2日、冷凍で1ヶ月
    • その他
      冷蔵で3日、冷凍で1ヶ月

     

    自宅での保存方法

    • 冷蔵庫
      焼き肉、鶏肉、豚肉は冷蔵で2~3日、ソーセージやベーコンなどの加工肉は冷蔵で3日保存できる。
    • 冷凍庫
      焼き肉、鶏肉、豚肉は冷凍で1~2ヶ月、ソーセージやベーコンなどの加工肉は冷凍で1ヶ月保存できます。

     

    詳細

    • 焼き肉は、タレに漬け込んでいた場合は、タレを別容器に移してから保存しよう。
    • 冷凍保存する場合は、密閉容器に入れて冷凍庫で保存しよう。

     

    バーベキューで余った魚介類の持ち帰り方

    魚介類は特に傷みやすいので、肉類よりもさらに注意が必要となる。

    夏場に魚介類を持ち帰る場合は、特に注意が必要となる。

    保存方法

    • 焼き魚
      焼き魚は、余熱で火が通るのを防ぐために、すぐに皿から取り出し、粗熱を取る。粗熱が取れたら、密閉容器に入れ、保冷剤をたっぷり入れて冷やす。
    • 刺身・寿司
      刺身や寿司は、傷みやすいので、持ち帰らない方がいい。
      どうしても持ち帰りたい場合は、密閉容器に入れ、保冷剤をたっぷり入れて冷やす。
      もしくはシャリと分けてネタの方を調理して、焼き魚の保存方法を使うという手もある。
    • 貝類
      貝類は、殻付きのまま密閉容器に入れ、保冷剤をたっぷり入れて冷やす。
    • エビ
      エビは、殻付きのまま密閉容器に入れ、保冷剤をたっぷり入れて冷やす。

     

    自宅での保存方法

    • 冷蔵庫
      焼き魚は冷蔵で2日、貝類は冷蔵で3日、エビは冷蔵で2日保存できる。
    • 冷凍庫
      焼き魚は冷凍で1ヶ月、貝類は冷凍で2ヶ月、エビは冷凍で1ヶ月保存できる。

     

    食べる際の注意点

    • 刺身や寿司
      傷みやすいので持ち帰らないことをおすすめする。もしも持ち帰った場合は、他の食材よりも慎重に傷んでいないか確認をしよう。
    • 貝類
      殻が開いているものは腐敗している可能性があるので食べないようにする。
    • エビ
      殻と身の間の黒い部分を取り除いてから食べましょう。

     

    バーベキューで余った野菜類の持ち帰り方

    野菜類は比較的傷みにくいので、バーベキューで余った食材の中では、持ち帰りが楽な食材であるといえる。

    でも、保存方法によっては傷むこともあるので注意が必要。

    保存方法

    • 焼き野菜
      焼き野菜は、余熱で火が通るのを防ぐために、すぐに皿から取り出し、粗熱を取る。粗熱が取れたら、密閉容器に入れ、保冷剤をたっぷり入れて冷やす。
    • サラダ野菜
      サラダ野菜は、水気をよく切ってから密閉容器に入れ、保冷剤をたっぷり入れて冷やす。ただしドレッシングなどがついている場合は、洗い落して水を切ってからの方がよい。
    • 根菜類
      根菜類は、そのまま密閉容器に入れ、保冷剤をたっぷり入れて冷やす。
    • その他
      きのこ類は、水気をよく切ってから密閉容器に入れ、保冷剤をたっぷり入れて冷やす。

     

    保存期間

    • 焼き野菜
      冷蔵で2~3日
    • サラダ野菜
      冷蔵で1~2日
    • 根菜類
      冷蔵で1週間
    • その他
      冷蔵で3~4日

     

    自宅での保存方法

    • 冷蔵庫
      焼き野菜は冷蔵で2~3日、サラダ野菜は冷蔵で1~2日、根菜類は冷蔵で1週間、きのこ類は冷蔵で3~4日保存できる。
      基本的に野菜の冷凍保存は難しい。

     

     

    注意点

    • 焼き野菜は、焦げ付きやすいので、取り扱いには注意が必要。
    • サラダ野菜は、水気をよく切ることで傷みを防ぐことができる。
    • 根菜類は、泥を落としてから保存しよう。

     

    バーベキューで余った炭水化物の持ち帰り方

    炭水化物は比較的傷みにくい食材が多い。

    でも保存方法によってはカビが生えることもあるので、やはり持ち帰りの際の保存には注意をしたい。

    保存方法

    • 焼きおにぎり
      焼きおにぎりは、ラップで包んでから密閉容器に入れ、保冷剤をたっぷり入れて冷やす。
    • 焼きそば
      焼きそばは、粗熱を取ってから密閉容器に入れ、保冷剤をたっぷり入れて冷やす。
    • パン
      パンは、そのまま密閉容器に入れ、保冷剤をたっぷり入れて冷やす。
    • 米飯
      米飯は、粗熱を取ってから密閉容器に入れ、保冷剤をたっぷり入れて冷やす。

    保存期間

    • 焼きおにぎり
      冷蔵で2日
    • 焼きそば
      冷蔵で2日
    • パン
      冷蔵で3日
    • 米飯
      冷蔵で2日

    注意点

    • 焼きおにぎりは、ラップで包むことで水分を保ち、乾燥を防ぐことができる。
    • 焼きそばは、粗熱を取ることで傷みを防ぐことができる。
    • パンは、カビが生えやすいので、早めに食べることをおすすめする。
    • 米飯は、水気をよく切ってから保存しよう。

     

     

     

    自宅に持ち帰ってから、食べるまでの各食材の注意点

    バーベキューで余った食材を安全に持ち帰り、自宅で美味しく食べるためには、適切な保存方法に加え、自宅での保存方法と食べる際の注意点も重要となる。

    各食材の共通の注意点

    • 食材の温度管理
      持ち帰った食材は、すぐに冷蔵庫や冷凍庫に移し、適切な温度で保存しよう。
    • 消費期限の確認
      食材の消費期限を確認し、期限内に食べるようにしよう。
    • 傷み
      食材に異臭やカビ、変色などがないか確認し、傷んでいる場合は食べないようする。
    • 調理
      調理する前に、食材をよく洗う。
      肉類や魚介類は、特にしっかりと洗おう。
    • 再加熱
      冷蔵庫や冷凍庫から出した食材は、十分に加熱してから食べよう。

     

    肉類

    • 解凍
      冷凍保存した肉類は、冷蔵庫でゆっくりと解凍する。電子レンジで解凍すると、部分的に火が通ってしまうことがあるので避けよう。
    • 調理
      解凍した肉類は、当日中に調理して食べよう。
    • 焼き
      肉類を焼く際は、中心温度が75℃以上になるまでしっかりと加熱しよう。

     

    魚介類

    • 解凍
      冷凍保存した魚介類は、冷蔵庫でゆっくりと解凍しよう。電子レンジで解凍すると、身が崩れてしまうことがあるので避けよう。
    • 調理
      解凍した魚介類は、当日中に調理して食べよう。
    • 刺身
      刺身は、とにかく早く食べよう。持ち帰った場合は、冷蔵庫で保存し、できるだけ早く食べるようにしよう。基本的に持ち帰りは推奨されない。

     

    まとめ

    バーベキューで余った食材を安全に持ち帰るためには、適切な保存方法を守ることが重要となる。

     

    バーベキューに持っていった食材は、適切な措置をしないとすぐに傷んでしまう。

     

    だから、バーベキューが終わりに近づいたら、とにかく早めに保存の準備を始めたい。

     

    特に夏場など、食材の傷みやすい環境にある場合は、より早い保存の準備が必要となる。

     

    このように、早めに保存に取りかかることで、食材の傷みを最小限に出来るので心がけるようにしよう。

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