もはや蒸し地獄としか言いようのない、真夏のガスコンロを使ったキッチン。
いつか倒れるのではないかと心配になるほどの負担のなか料理を作ることとなる。
今回は、そんな事態を防ぐためキッチンの暑さを和らげる方法についてお伝えする。
キッチンの暑さ対策の基本
キッチンの暑さ対策は、以下の2つが基本的な方針となる。
- 換気をする
- キッチンに扇風機などを置く
- 体を冷やす工夫をする
換気をする
キッチンの暑さ対策として、換気はとても大切。
暑い空気をキッチンから追い出さなければ、扇風機を回しても暑い空気が来るだけになるなど、多くの暑さ対策が無駄になりかねない。
この換気次第では、他の対策の効率にかなりの違いが出るのでしっかりと行うようにしよう。
換気の行い方
キッチンで換気を行うのなら、基本は換気扇を回すこと。
料理を作る際中、換気扇を回すだけでもけっこう違ってくる。
換気扇を回すことに加え、外に向けて扇風機を回すとさらに良い効果を期待できる。
可能であれば、テーブルの上など高い場所から外に向けて扇風機を回したい。
これは温かい空気は高い場所に行くため。
高い場所で扇風機を回せば、高い場所に行った温かい空気を動かすことができる。
換気を行うのなら空気の通り道を意識する
換気を行う場合、意識したいのが空気の通り道。
理想は、キッチンの離れた場所にある窓を2つ開けること。
もしも窓が1つのみの場合、その1つの窓を開け、さらにキッチンのドアも開けるようにしよう。
そして開けた窓に向けて扇風機を回せば、空気の通り道が出来る。
もちろん換気扇も回すようにしよう。
換気扇の注意点
換気扇を回すだけでは、換気の効率がすごく悪い。
換気扇というのは、動かすと室内が減圧される。減圧されると、隙間(ドア、給気口、窓)などから空気が入ってくる。その結果、空気の通り道がキッチンに出来て換気が行われるというのが換気扇の原理。
だから上手に換気を行うのなら、空気の出ていく場所と空気の入ってくる場所の用意が必要。
空気の出ていく場所というのは換気扇。
一方で空気の入ってくる場所というのは、窓やキッチンのドアを開けることで作ることになる。
だから換気扇を回す場合、窓を開けるかキッチンのドアを開けるかのどちらかを確実に行うようにしたい。
キッチンに扇風機などを置く
キッチンの暑さ対策は、扇風機を置くことは基本の1つ。
この扇風機だけど、最近では机の上に置くコンパクトな物が販売されている。
それらの中にはコードレスの物も多い。
コードレスの物は風量こそ少ないけど、コンセントを必要としないから使える数に制限がないという特徴がある。
だから複数個を用意して使うことも可能。
このため5つくらいのデスクファンを買って、全部一緒に使うという方も。
大きめの扇風機について
一般的な床おきタイプの扇風機は、置く場所によっては邪魔になる事もある。
だから、つり戸棚にクリップ式で取り付けるタイプの扇風機が、置き場所に困りにくいということで割と人気がある。
もっとも床おきタイプの扇風機は一般的なだけあって、色々な形状の物や特別な機能がついたものが販売されている。
だから置き場所吊り戸棚タイプと床置きタイプのどちらを選ぶのかは好みということになる。
体を冷やす工夫をする
キッチンの環境を整えるだけでなく、体を冷やすことも大切。
もっとも手軽なのが、保冷材を布で包み首に巻き付ける方法。
冷やしすぎると肩こりなどの原因になるので、しっかりと布で包んでおくことが大切になる。
体を効率的に冷やせる場所は?
体を効率的に冷やせる場所がある。
それはリンパ節。
わきの下、足の付け根、首筋などを冷やすことで効率的に体温を奪える。
おわりに
今回はキッチンの暑さ対策についてお伝えした。
お伝えした方法の中でも、換気は基本と呼べるほど大切。
暑い空気が台所に残ったままだと、暑さ対策の大半が無意味なものとなってしまう。
だから換気を行った上で他の方法は試していくものだと考えるようにしよう。