セレウス菌が原因の食中毒って聞いたことあるかな?
セレウス菌は一般家庭で行える、
乾燥,加熱,消毒剤,日光といった消毒が
効きにくい面倒臭い細菌。
今回、萌え猫が無駄に詳しく
セレウス菌の食中毒をリサーチしたから
チェックしてみよう!
セレウス菌とは
セレウス菌とは消毒剤や熱に強い細菌で、
完全な防御は不可能とまで言われる細菌。
ちなみに納豆菌の仲間で、
納豆菌やセレウス菌の仲間は、
和名で枯草菌って呼ばれているよ。
枯草菌の仲間は無害なものが多いんだけど、
セレウス菌や炭疽菌など危険性の高いものも混ざっているんだ。
セレウス菌のいる場所
セレウス菌は土壌やほこり、野菜や汚水など自然界に広く分布していて、
米などの農産物由来品への汚染の回避は不可能なんだ。
そんなセレウス菌が家庭内ではどこに多いかといえば、
何回も再利用される布類に多く付着しているよ。
- 雑巾
- 足拭きマット
- スポンジ
- 布巾
ちなみに雑巾が放つ独特な臭いの元は、
このセレウス菌だったりもする。
セレウス菌の症状
セレウス菌の症状には嘔吐型と下痢型があるんだ。
セレウス菌の感染源になりやすいのは、
残り物、小麦、米など。
あと調理後すぐに食べずに放置しておくと、
セレウス菌が繁殖するから注意。
でもセレウス菌は、
毒素が酸に弱いこともあり胃で分解されたりするから
少量では食中毒になる可能性は少ないよ。
その代わり食品中で凄まじく増殖するから、
セレウス菌が増殖した食品を食べると…
嘔吐型
- 食後30分~6時間程度で発症
- 症状は半日程度でおさまる
下痢型
- 食後8~16時間後に発症
- 菌が生きたまま長官に到達したのが原因で、
腸内で繁殖して毒素を排出する条件も満たしていた場合のみの症状。
セレウス菌の食中毒予防
セレウス菌は熱に強く乾燥に強く消毒剤にも強く、
アルコール消毒も難しい!
そんな厄介なセレウス菌なんだけど、
いくつか気をつければ対策は打てるんだ。
例えば食器や布類を洗うときには、
次亜塩素酸を含む塩素系漂白剤を使ったりすると有効な対策になるよ。
恐ろしく強い生命力を持ったセレウス菌なんだけど、
次亜塩素酸を含む塩素系漂白剤でなら簡単に殺菌可能。
食べ物にふりかける訳にはいかないから、
食器や布類の殺菌にしか使えないけどね。
次亜塩素酸を含む塩素系漂白剤
- キッチン・ハイターが有名
- 表示に次亜塩素酸が含まれているものを選ぶ
- 濃度が高ければ5分程度でも効果あり
- 但し包丁などの金属類を腐食させるので注意
セレウス菌 食べ物での対策
油で揚げる
- 熱湯程度の温度ではセレウス菌は健在
- 油を使い180℃くらいで揚げるとさすがに死滅する
- 油であげたあとはセレウス菌が繁殖しないうちに早めに食べる
セレウス菌のタブー
- 調理前に食材を長時間放置
- 調理後に料理を長時間放置
- 大量の厚い料理を冷蔵庫に入れると、
冷蔵庫の温度が上がって冷蔵庫の効果が失われる。
セレウス菌の発育温度域は10~50℃だから、
料理したら10~50℃以外の場所で保管するように!
まとめ
セレウス菌が生命力が強い細菌のせいで、
料理に直接セレウス菌の滅菌を施すのは難しい。
だからセレウス菌を料理に増やさないような工夫が大切なんだ。
例えばフキンなどを清潔にしたり
料理を盛り付けるお皿なども滅菌することは可能だよね。
他にも料理を早めに冷まして冷蔵庫に入れたりできるし、
セレウス菌の繁殖を抑えることは細かい気配りで可能なんだよね。