
網膜症は成人の失明原因のトップ。
網膜症で年に3000名は視覚障害になっていると言われる。でも98%が視覚障害を防げるとのこと。
今回のリサーチでは糖尿病の網膜症とは何か?についてお伝えする。
網膜症は糖尿病で併発することが多いから、糖尿病と網膜症を中心に調べた。
失明の可能性があって怖い網膜症……でも98%が防げるとのことだから怖がらずに知っておこう☆-( ^-゚)v
糖尿病と網膜症
網膜症になる方は、糖尿病になった方に多い。
診断後20年の間に1型糖尿病者の90%が罹る。
2型糖尿病者であれば60%以上が20年で罹ると言われる。
このため糖尿病の検査では検眼が行われている。
糖尿病患者さんの妊娠
糖尿病に罹った女性で妊娠を計画している場合は、主治医との相談が大切。
糖尿病の方の妊娠は、網膜症を悪化させたりと問題が起こる可能性があるため。
だから事前に準備をするためにも、主治医との相談が必要なんだ。
もちろん計画していない妊娠をしたら、すぐに相談したほうが良い。
出産後のアドバイスなどもあるから、ちゃんと主治医との連携をとろう。
検眼が糖尿病で大切な理由
網膜症は進行具合が、自覚しづらい病気。
だからお医者さんに、診てもらう必要があるんだ。
更にインスリンを使い血糖値を急激に下げると、眼底出血に繋がる恐れも…だから糖尿病治療直後の、低血糖状態は危険とされる。
よって2型糖尿病の場合には、必ず検眼を行う。
糖尿病の検眼 もう一つの理由
網膜症は糖尿病患者の3大合併症の一つ。
糖尿病だと診断された時点で、網膜症を併発している患者さんも多い。
更に糖尿病患者さんは、白内障や緑内障など、他の目の病気も併発しやすい。
だから網膜症以外のチェックも含めて、検眼を行っている。
網膜症とは何?
目に光が入ると、レンズの役割を持つ水晶体により光が網膜で集約される。
そして網膜に集まった光から、脳が映像を認識する。
網膜症は名前の通り、この網膜が罹る病気。
初期の段階は、単純網膜症と呼ぶ。
単純網膜症が悪化すると、増殖網膜症という状態になる。
増殖網膜症になると、網膜剥離などの危険がある。
網膜症の原因は?
網膜は細小血管によって、栄養補給をしている。
この細小血管の損傷が、網膜症の始まり。
- 網膜の細小血管が損傷
○血液が漏れたり詰まったりする
網膜のむくみや出血という症状が出る
○単純網膜症と呼ばれる状態 - 体が新しい血管を網膜に作る
○単純網膜症が続いた場合
硝子体や網膜の内側にまで血管ができる
体の栄養を届けようと血管を伸ばす働きにより
○この段階では網膜剥離などが起こりやすい
○新しく出来た血管は脆く破れやすい問題がある
○増殖網膜症と呼ばれる状態
網膜症の治療は?
網膜症になっても、タイミングよく治療を行えば進行を止められる。
網膜症の治療で、多く行われるのはレーザーによる光凝固療法というもの。
光凝固療法とは、レーザー光で新生血管を凝固させる方法。
網膜症の症状は?
気付くのが贈れる理由の一つに、痛みを伴うことがまず無いことが、挙げられる。
定期的な検眼が前提だけど、プラスαとして以下の点に気をつけよう。
- 近視が強くなる
○眼鏡なしで手元の文字が読めるようになる
○遠くのものがボヤケて見えるようになる - ドライアイになりやすくなる
○涙目になったりする
○角膜が傷つきやすくなる - 炎症を起こしやすくなる
○コンタクトレンズ着用時に注意 - 飛蚊症の症状
○黒いものが飛んでいるように見える - 風景が欠けたり普通に見えたり
○網膜の細小血管のむくみや詰まりの可能性 - 物が二重に見える
- まぶたの垂れ下がり
- 目がかすむ
予防方法は?
先に書いたけど網膜症は、自覚しにくい病気。
だから最低でも、1年に1度は検眼をしよう。
ちなみに網膜症かどうかの判断は、目に関する専門知識が必要。
それも内科医では難し、高いレベルの専門知識が必要なんだ。
だから尿病網膜症に詳しい、眼科医の検眼が必要。
網膜症対策に取り入れたい食材
検眼をするついでに、網膜症対策の食材として一つ加えたいものがある。
加えたい食材は青魚!
青魚は健康効果が高くて、人気が高いよね。
網膜症対策としても、青魚は食べた方が良いと言われているんだ。
なんでも網膜用対策には青魚に含まれるオメガ-3脂肪酸がいいとのこと。
青魚で有名なのはイワシや秋刀魚。
でも青魚以外にも、オメガ-3脂肪酸は含まれている。
- 魚介類
- 海藻
- 亜麻仁油
- シソの実
青魚は日本食で、使われることが多いよね。
日本食はヘルシー食として、世界中で認められつつある。
網膜症の他にも病気は沢山あるから、他の病気のことも考えて日本食を取り入れてみるといいかもね。
まとめ
今回は網膜症に関しての記事。
糖尿病にかかると、網膜症の併発可能性も高くなる。
でも網膜症が原因の視覚障害は、98%が防げるとのこと。
網膜症は自覚症状が少ないので、定期的な検眼は欠かせない!
知識を集めておくと共に、検眼の習慣は出来る限り取り入れよう☆-( ^-゚)v