
ノロウイルスといえば、冬にニュースなんかで聞くことの多い名前。
ノロウイルスに感染すると下痢や嘔吐がきついんだけど、経験したことってあるかな?
今回のリサーチでは、そんなノロウイルスの症状と感染経路についてお伝えする。
ノロウイルスの基本を知って冬を乗り切ろう☆-( ^-゚)v
ノロウイルス感染症とは?
ノロウイルスは、11月~3月に猛威を振るうウイルス。
冬季に起こる感染性胃腸炎の原因の中でも、特に診断されることが多いウイルスの一つでもある。
ノロウイルスは感染力が強いウイルスって言われるけど、ウイルスの病原性は強くはない。
強いのは、あくまで人に感染する能力だけ。
だから健康な人が感染した場合には、重症化する確率はきわめて少ないとされている。
ノロウイルスは病原性は弱いけど死亡例も…
健康な人であれば重症化の可能性が少ないけど、体力が落ちた方には死亡例もあるから油断はできない。
ノロウイルスによる死亡例では、広島県の特別老人養護ホームで7人が亡くなったこともある。
他にも12人が亡くなった例もあるから、油断はできないウイルスでもあるんだ。
ノロウイルスに感染した時の症状は?
ここではノロウイルスの色々な特徴を書いていく。
ノロウイルスの潜伏期間は?
ノロウイルスは感染してから、24時間~48時間で発症するんだ。
ノロウイルスの症状
ノロウイルスに感染した時の症状はというと…
- ノロウイルスの発症
〇感染後24時間~48時間で発症 - 発症後
〇嘔吐や下痢を4~5回繰り返す症状が現れる - ピーク
〇発症してから12時間辺りがピーク - 症状の回復
〇大概は24時間で症状が回復していく
これらの症状なんだけど、全部の症状が必ず現れるというわけではない。
感染しても軽い風邪程度にしか思えない症状の時もあるし、症状には個人差があるよ。
こんな症状が出たら別の病気を疑おう
以下の場合は別の原因を疑おう。
- 下痢や嘔吐が10回以上続く場合
- 発症から48時間たっても症状が軽くならない
これらの条件に合えば、絶対お医者さんに行こうね。
ノロウイルス感染経路
特に牡蠣(カキ)に関しては、代名詞といえるくらい有名。
でも人から人に感染するという場合もあるんだ。
ここでは食べ物などからの感染と、人から人からの感染についてまとめていく。
ノロウイルス感染経路 飲食物
ノロウイルスの感染は経口感染であることが多い。
経口感染は、熱を通さない食べ物や食器からの感染が有名だよね。
- 貝類であれば
〇二枚貝全般
→アサリ、シジミ、牡蠣など - 生牡蠣(なまがき)
〇特に有名な感染経路 - 海鮮料理
- サラダ
- 野菜サンドイッチ
- 井戸水
上記以外にも、食器に付いたノロウイルスが原因になったこともある。
ノロウイルス感染経路 患者から
ノロウイルスは、飲食物からの感染が多いと言われている。
でも感染者から別の人に感染することの方が多いと考える人も多い。
患者からの感染経路で思いつきやすいのは、感染した患者の糞便や吐物からの感染。
例えば母親が子どもの吐物を処理すると、母親の手とかにノロウイルスが付くよね。
また手洗いとかが不十分だと母親が感染する。
更に手洗い不十分なまま調理した料理から、別の家族が感染することも……。
もう一つの患者からの感染経路
糞便や嘔吐物には、大量のノロウイルスが含まれている。
嘔吐物が乾燥すると、ウイルスが飛散して口から入ることも。
更に吐き出した瞬間には、少量のウイルスが広範囲に散らばっている。
ノロウイルスは感染力が強いから、少数のノロウイルスが口に入っただけでも感染する可能性はあるんだ。
現在の感染経路の状況
一昔前までは牡蠣(かき)が感染経路としては有名だったけど、現在は牡蠣を通したノロウイルス感染は減っている。
代わりに現在では、感染経路がわからない感染が圧倒的になっている。
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まとめ
今回はノロウイルス感染の症状と感染経路についてお伝えした。
冬場になるとノロウイルスの感染が、ニュースなんかで報道されるよね。
特にノロウイルスで人が亡くなったというニュースは、毎年聞くような気もする。
病原性は弱いからって油断していると、大事になるかもしれないから、感染を疑ったらお医者さんに行くようにしよう。
“ノロウイルスとは?症状と感染経路の盲点!” への1件のフィードバック