肺炎球菌という名前の怖い細菌が存在する。
この最近は、名前の通り肺炎となる原因の一つ。
今回はそんな肺炎球菌の症状と予防接種についてお伝えする。
肺炎球菌とは?
肺炎球菌は名前の通り肺炎の原因になる細菌。
肺炎は細菌やウイルスなど色々な要因で起こるんだけど、肺炎球菌が原因となった肺炎は全体の2割~3割程度。
でも肺炎球菌は、肺炎以外にも様々な病気の原因になる。
そんな肺炎球菌の特徴についてまずはお伝えする。
- 肺炎球菌が原因の肺炎は2割~3割
- 重症化するほどの毒性を持っている
- 白血球の免疫機能に負けない強力な膜を持っている
- 感染は気道や喉の粘膜に付着して起こる
- 血に混ざると臓器にまで侵入して破壊することもある
肺炎球菌感染による症状
特に血液に肺炎球菌が侵入した時の症状は特に怖い。
血液なんかに侵入した場合の症状と、通常の症状をまとめると↓こんな感じになるよ。
- 副鼻腔炎
- 中耳炎
- 髄膜炎
子供が多く罹る病気 - 気管支炎
炎症が気管支まで達している場合 - 肺炎
炎症が肺まで達している場合 - 関節炎
関節の中に菌が侵入した場合 - 骨髄炎
骨の中に菌が侵入した場合 - 敗血症
血液に侵入した場合
肺炎球菌の予防接種
だけど肺炎球菌ワクチンという物が販売されている。
肺炎球菌の予防接種は、この肺炎球菌ワクチンを使って行われる。
肺炎球菌ワクチンとは?
肺炎球菌ワクチンは名前の通り、肺炎球菌が原因の病気等の予防と症状の軽症化に役立つワクチンのこと。
そんな肺炎球菌ワクチンについて、簡単にまとめると↓のようになるよ。
- 肺炎の軽症化と予防が中心的な目的
- 肺炎球菌が原因の肺炎以外には効果なし
- 髄膜炎に子どもが罹らない為の予防接種でもある
- 呼吸器系の基礎疾患、持病が心臓や腎臓にある人には必須
呼吸器系の基礎疾患等があるち肺炎が致命的になるから必須 - 肺炎球菌ワクチンの有効性は5年程度と言われている
有効性は5年~10年程度という説もある
肺炎球菌ワクチンの副作用
肺炎球菌ワクチンは、色々な怖い症状の予防や軽症化に役立つ。
でも副作用も報告されているから、あらかじめ知っておきたい。
- 接種した場所が腫れる
- 発赤
- 眠くなる(少ない頻度)
- 発熱(少ない頻度)
肺炎球菌ワクチンの現状
日本での肺炎球菌ワクチン接種は、基本的に全額負担になっている。
この点も含めて、海外と比べても日本の予防接種の現状は少し遅れているって言われている。
- 海外を見ると98ヶ国で販売されている
- 海外では45ヶ国が定期接種している
- 日本では全額自己負担になっている
全額負担次の値段は8,000円~10,000円程度
脾臓を病気などが原因で摘出した場合は保険適用もある
この予防接種制度の遅れは肺炎球菌ワクチン以外の、様々なワクチンでも言われている。
だから予防接種ワクチン全般で、制度が進歩していくことを期待したい。
まとめ
副作用といえば肺炎球菌ワクチンの接種で死亡したと、過去に報じられたこともあるよね。
でも肺炎球菌ワクチンによって死亡したかどうかは、まだ因果関係は分かっていない。
この死亡事件の後、ワクチンは危険だって予防接種を行わない人がニュースの後で急増した。
予防接種を受けるかどうかは個人の判断なんだけど、情報をしっかりと集めてから判断するようにしたい。
しっかりとしたリソースの情報を集めて、感情での判断ではなく知性に基づいた判断で予防接種を受けるかどうかは決めよう☆-( ^-゚)v
風邪と言われ3週間通院中、咳・痰がひどく特に夜中です。痰の中に夕食、の食べ物が混じっていたりヌルヌルのたんです、昨晩夜中にまっ黒な吐しゃ物がでました。熱は有りません。食欲無し水は飲んでいます
コメントありがとうございます。
3週間は長いですよね。
場合によっては別の医師に診てもらうことも考えた方が良いかもしれませんね。
今の医師に診てもらうにせよ、別の医師にも診てもらうにせよ、今回のコメント欄に書いて頂いたように症状を一端メモなどにまとめて伝えることが大切になるのではと思います。
ご自愛のほどお願い申し上げます。
肺炎球菌ワクチンを70歳で助成を受けて半年前程に受けた。この度の新型コロナウィルスとの因果関係はどうなのでしょうか?メディアや政府等の公共機関では肺炎球菌ワクチンの話がありませんが、国も助成金を出し個人的にも負担をしていますが、役に立っているのでしょうか?
コメントありがとうございますm(_ _ )m
肺炎球菌ワクチン(肺炎球菌感染症の予防接種)は、肺炎球菌による肺炎を防ぐものです。
ですから、肺炎球菌以外を原因とする肺炎を防ぐものではありません。
よって残念なことに、肺炎球菌以外の細菌による感染症は、肺炎球菌ワクチンでの予防はできないとされています。
ですから、新型コロナウイルスへの対策は別個で行う必要があるということになりますね。