
風邪薬は、ささいなキッカケで効果が変わり毒になることがある。
そのキッカケの一つがアルコールの摂取。
今回は風邪薬を飲んだあとアルコールを口にするのは危険だという話。
身近に潜む危険な話さ(-_☆)
風邪薬とアルコールは一緒に飲んではいけない
風邪薬とアルコールは一緒に飲んではいけない。
と、いうか体に風邪薬やアルコールが残っている内は、もう1つの方を飲んではいけない。
これには以下のような理由がある。
- 胃に負担がかかる
○胃の粘膜を傷める
○胃粘膜の表面を保護するムチンが溶ける
→胃酸から守れなくなる - 肝臓に負担がかかる
○アルコールの分解も薬の代謝も肝臓で行われる - 悪酔いの原因になる
○悪酔いの原因になる成分が出来たりする
○アルコールと風邪薬の成分の相乗効果 - 薬の効果が薄れる
- 副作用(副反応)が強く出る
○酷いと意識障害や呼吸困難、奇異行動が出る
風邪薬を飲んでからアルコールを飲んではいけない時間
風邪薬を飲んだ場合、薬の効果がなくなるまではアルコールを飲んではいけない。
では何時間で風邪薬の効果がなくなるのかというと、残念ながら薬によって違う。
それでも1日の服用回数が少ない薬は、効果が長くなる傾向がある。
例えば1日1回だけ飲む薬は、1日3回飲む薬よりも効果が長いなど。
少し具体的に
薬の効果時間は、物によって違う。
だからメーカーに問い合わせるのが、一番良い。
でも一つの目安を挙げるのなら、1日一回の薬を飲んだら24時間はアルコールを口にしない。
1日3回飲む薬の場合は効果が5時間くらいの場合が多いから、最低でも6時間あけてから薬を飲む。
このように言われている。
でも薬ごとに違いがあるので、この目安を当てにしない方が良い。
例えば抗生物質には、1週間も効果が続く薬があったりもするから効果時間の判断は本当に難しい。
薬の効果時間は色々な要因で変わる
薬の効果時間は、物によって違いがある。
でも体質などによっても違いが生じる。
例えば長期服用している薬は体に蓄積していることがあるので、この場合もアルコールを飲んではいけない時間に違いが生じる。
アルコールを飲んでから風邪薬を飲んではいけない時間
アルコールを飲んだのなら、風邪薬はアルコールが完全に抜けてからしか飲めない。
アルコールが抜けきる時間というのは、その人の年齢、体重、体質、アルコール耐性により大きく違ってくる。
あえて目安をいうのなら、、ビール中ジョッキ(500ml)で男性なら3時間、女性なら4時間はアルコールが体に残ると言われているよ。
アルコールを飲む時間
アルコールを口にするのは、夜であることが多い。
だから、アルコールを摂取した日は、もう薬を飲めないということがほとんど。
アルコール摂取後は絶対にNGな薬
アルコールを飲んだら、絶対に飲んではいけない薬もある。
その一例を挙げると──
- 睡眠薬
○脳の活動を抑制する効果が強く出過ぎる - 抗酒薬
○少量のアルコールで酩酊状態になる - 抗生剤
○酷い二日酔いの症状が出る - 精神安定剤
○強い眠気、幻聴、幻視、ふらつきなどが出る - 解熱鎮痛剤
○胃の荒れ、腹痛、動悸、吐き気、失神
こんな感じで色々な薬が、アルコールとは相性が悪い。
終わりに
今回は、風邪薬をアルコール摂取後は飲んではいけないという話。
アルコールと風邪薬が体内で混ざるのはかなり危険だから、飲酒の習慣のある人は薬を飲む時には注意をしよう。
あと1週間とか長期の間、効果が継続する薬もある。
だから長く使う薬の効果時間は、製造会社や医師に訊ねておいた方が良いかもね☆-( ^-゚)v