
花粉症は注射で治る! と、このような情報がネットで飛び交っている。
これは本当だけど──副作用があるんです\(゜□゜)/
今回のリサーチでは花粉症の注射による色々な副作用についてお伝えする。
花粉症の注射はリスクを考えて行おうという話さ☆-( ^-゚)v
注射を打てば花粉症が治るって本当?
ネットなんかで飛び交う注射で花粉症が治った!
こんな情報。
たぶんこの情報は、ステロイド注射の話。
ステロイド注射とは?
ステロイド注射というのは、花粉症を改善するための注射──ではない。
元々は喘息の発作を抑えるために、使われていた注射で花粉症用ではない。
それに副作用が強いため、日本アレルギー学会や日本耳鼻科学会では花粉症に使うことをオススメしていない。
だから他の花粉症用の注射を使う方が良い。
ステロイド注射以外にもある花粉症用の注射
花粉症用の注射と一言でいっても色々とある。
それらの効果は、対症治療と根治治療の2種類に分けられる。
- 対症治療
○症状を抑える治療方法
○翌シーズンには再び注射をする必要がある - 根治治療
○根本的に花粉症を治療する方法
○長期間の注射が必要となる
花粉症用の注射は、上記の2種類に分けられるけど大半は対症治療。
花粉症の症状を抑えるための注射がほとんど。
花粉症の色々な注射について
花粉症には色々な注射がある。
注意して頂きたいのは副作用について。
特にステロイド注射のように一回打てば今年の花粉シーズンは大丈夫!! このように強力な注射は、副作用が大きい物が多い。
花粉症の注射が持つ副作用について
花粉症の注射で怖い副作用。
この副作用なんだけど、体質によって全く出ない人もいれば激しい副作用が出る人もいる。
特に副作用に注意したいのが女性。
もちろん男性も注射の副作用には、注意したいんのは言うまでもないけど。
花粉症の注射を女性が気をつける理由
ステロイド注射の場合、注射を打ってから避妊をするように医師から注意されることがある。
医師によってこの期間はマチマチで、3ヶ月間~1年間と幅がある。
1ヶ月間は体内で高濃度のステロイドが見つかるそうだから避妊は絶対に必要。
ステロイド注射で避妊をする理由
女性がステロイド注射を打った場合、生理が止まったり生理が不順になったりする話がある。
このように生理にステロイド注射は、女性の体に影響を与える。
そして赤ちゃんにも影響を与えて、奇形に繋がる可能性があるとされているよ。
花粉症注射の種類について
花粉症注射で、特に有名なのは4種類ある。
注射を打つ時には、よく医師と相談したうえでどのような物を打つのか決める。
その時に注射の副作用については聞くことになるけど、事前知識として花粉症の注射について、知っておこう。
特に有名な花粉症で使われる注射をまとめると以下のような感じになる。
- ステロイド注射
- ヒスタミン注射
- プラセンタ注射
- アレルゲン注射
では各注射の特徴を、順番に見て行こう。
花粉症の注射1:ステロイド注射
ステロイド注射は、1度注射すれば約1ヵ月間、効果を発揮する。
効果が強い半面、副作用も出やすい。
副作用について考えると、オススメできない注射。
- 対症治療が目的
- 主要成分
○ステロイド - 対応アレルゲン
○アレルゲン全般 - 注射回数
○1回が基本 - 注射の金額
○千円~一万円
これに初診料金が加わる - 注射の効果
○注射後1ヶ月~3ヶ月は効果が続く
このステロイド注射なんだけど、副作用の強さでも有名。
- 女性ホルモンの異常
○不妊症
○生理不順
○骨粗鬆症 - 免疫力の低下
○病気に罹りやすくなる - 副腎機能不全
○体が疲れやすくなる - 肝機能障害
○緑内障になりやすいなど - 皮膚障害
○皮膚が陥没したり萎縮したりする - 皮膚障害
○顔がむくむ - 糖尿病
○血糖値が上昇する - 電解質異常
○体内のミネラルバランスが崩れる
○精神障害などが起こる - 胃潰瘍
○十二指腸潰瘍などを誘発する - 依存症
ステロイド注射は、こういった副作用が出やすいから注意。
花粉症の注射2:ヒスタミン注射
ヒスタミン注射は、ステロイド注射に比べて体への負担が少ない。
1回打てば良いというわけにはいかないけど、それでも必要な注射をする回数も少ない。
副作用が少ないうえ、アレルゲン全般に対応している。
ヒスタミン注射の注意点
ヒスタミン注射は、花粉シーズンに入る1ヶ月前には、打っておく必要がある。
それと生理前や生理中、妊娠している。
そのような状態の女性は、ヒスタミン注射を打つことはできない。
- 対症治療が目的
- 主要成分
○免疫グロブリン・ヒスタミン二塩酸塩等 - 対応アレルゲン
○アレルゲン全般 - 注射回数
○6回~10回
○1週間に1回~2回のペースで打つ - 注射の金額
○1回につき5百円~千円 - 注射の効果
○数回注射をすることで1シーズンを乗り切れる
ヒスタミン注射にも副作用が存在するよ。
- アレルギー症状が一時的に悪化する
- 眠気の誘発
- 頭痛が生じる
- 発熱する
- 患部が張れる
ヒスタミン注射の副作用は、比較的弱い物が多いとされている。
もちろん体質によっては、激しい副作用が出る場合があるのだろうけどね。
花粉症の注射3:プラセンタ注射
胎盤から抽出した成分を、注射で打つのがプラセンタ注射。
プラセンタ注射は、効果が幅広い。
肝機能の強化や、美容面でも効果がある。
でも未知の感染症に罹る可能性を、考える医師もいる。
このため医師の立場によって、見解が違ってくるので、医師により打つ回数なども違ってくる。
だからプラセンタ注射に関しては、伝えられる情報が少ない。
花粉症の注射4:アレルゲン注射
アレルゲン注射は、他の注射とは違う。
花粉症を完治させることが目的。
ただ長い期間、注射を打ち続ける必要があって、数年間、週に一度は通院しなければならない。
- 根治治療が目的
- 主要成分
○スギの花粉エキス - 対応アレルゲン
○スギ花粉のみ - 注射回数
○36回~48回ほど
最初の6ヶ月間は週に1度だけ
6か月過ぎてからは
→1ヶ月に1度のペースで2年~3年間続ける - 注射の金額
○5百円~千円 - 注射の効果
○花粉の完治を目指せる
○即効性は皆無
このアレルゲン注射は、副作用として患部が張れる程度。
だから大きな副作用が、ほとんどない事でも有名。
あえて副作用を述べるのなら、安くとも5百円を36回続けるのだから、18000円が最低でも必要。
高くなると千円を48回だから、48000円が必要になることぐらい……。
あと、アレルゲン注射は、通院を続ける必要があるけど、しばらく行かないと体の状態がリセットされる。
だから数年間は、絶対に病院へと行く必要がある。
花粉症を根本的に治すには?
アレルゲン注射は、花粉症を根本的に治せる注射。
まあ、スギによる花粉症限定だけどね。
このアレルゲン注射に似た、花粉症の治療方法に、舌下免疫療法と言う物がある。
こちらもスギ花粉を薄めた液体を使う点では、アレルゲン注射と同じ。
違うのは注射ではなく舌の裏側に、スギ花粉を薄めた液体を垂らすという点。
- 根治治療が目的
- 主要成分
○スギの花粉エキス - 対応アレルゲン
○スギ花粉 - 薬の使用回数
○36回~48回
○最初の2週間に1度のペースで通院する
○その後、自宅で薬を舌の裏に垂らし続ける - 薬の金額
○1回につき千円ほど
舌下免疫療法を受けられない人もいる
舌下免疫療法を行えない人もいる。
妊娠中であったり、妊娠を予定している女性。
心臓疾患の方や、ガン治療を行っている方。
重度の喘息を持っている方や、高血圧気味の人。
あと年齢制限もあって、11歳以下の子供は受けられない。
他にも色々な条件があるから、持病を持っている方は事前に医師に伝える必要があるので注意が必要。
まとめ
最後になっちゃったけど、花粉症の治療は、何科に行けばよいのお伝えしておくよ。
基本的に、症状が酷く出ている身体部分を、病院では見てもらうようにしよう。
- 耳鼻科であれば→鼻水
- 耳鼻咽喉科→咳
- 眼科→目から涙
- アレルギー科→全般
注射もそれぞれの科で、打ってもらうことになるけど、事前に持病や妊娠については伝えようね☆-( ^-゚)v
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